板倉てつお 公式ブログ

一般質問します 高千穂中学校の移転新築について

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こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。

10月21日、22日の2日間で、一般質問が行われます。
私は全体の4番目で、21日の14:20頃から登壇予定です。

今回は「高千穂中学校移転新築」について質問をします。
質問内容の論点を解説したいと思います。

移転場所の再検討を

現在、高千穂町における最重要課題といえば、高千穂中学校の移転新築だと思います。
この件について、まずは、これまでの主な経緯をまとめます。

令和5年6月 移転候補地を検討するための公聴会を開催
令和5年10月 移転新築検討委員会による検討開始
令和6年2月 移転新築検討委員会が、高千穂の湯跡地が移転場所としてふさわしいと答申する
令和6年9月 町内4団体が高校敷地内への移転の再検討を求める意見書を提出
令和7年3月 中間報告会を5回開催
令和7年9月 保護者向け中間報告会を3回開催

今回、私がまず問題としたいのは、令和6年2月の答申以降に、答申結果を揺るがす程の新たな情報が明らかになったことです。

具体的に言えば、移転新築検討委員会に示された情報は不完全なもので、例えば候補地ごとの総事業費については、その時点では示されていませんでした。
答申後の再調査により判明したところによると、候補地ごとに、かなり総事業費に差があることがわかりました。

また、候補地によっては遺跡調査が必要とされたのですが、その期間は5年としていました。
しかし、答申後の再調査により、敷地の取り方により、遺跡調査は1年でよいということがわかりました。

これらのことから、まず論点の1つめは、候補地について、再度検討する必要があるのでは、という点です。

6クラスで十分では

論点の2つめは、新築する中学校の学級数についてです。

令和7年3月から行われた中間報告会では、中学校の学級数を9クラスとして建設する事業費の試算が示されました。

しかし、現在の児童生徒数から予測すると、令和16年度以降については、6クラスで足りるようです。
仮に、来年度から急ピッチで新たな中学校を建設し、5年後の令和13年度から新たな中学校となったとしても、9クラス必要になるのは3年間だけとなります。

であるなら、最初から6クラスで建設し、最初の3年間だけ不足する3クラス分の教室については、別で確保すればいいのではないかというのが、私の考えです。

どのように確保するのかについて、私は3つ考えられると思います。
1つめは、高千穂高校の空き教室の活用です。
さすがに、中学校に必要なすべてのクラスが高校の空き教室に入ることは難しいと思います。
しかし、3クラスなら可能なのではないでしょうか。

2つめは、プレはプ校舎の建設です。
最初に9クラスで建設すると、後で、6クラスに減らすことはできません。
しかし、6クラスで建設し、3クラスはプレハブで対応し、不要となれば解体するという方法をとればよいのではないかと思います。

3つめは、現在の高千穂中学校の活用です。
最初の3年間だけ、現在の高千穂中学校も活用を継続してはどうかと思います。

現中学校の安全対策を

3つめの論点は、現在の中学校の安全対策についてです。
そもそも、高千穂中学校の移転は、現在の場所が危険だから、というところからはじまっています。
ただ、より正確に言うなら、中学校の敷地すべてが同じレベルで危険というわけではありません。

ハザードマップを見るとわかるとおりですが、中学校の敷地のうち、最も高千穂峡側にある南校舎の一部が、土砂災害警戒区域にかかっています。

中学校が新たな場所に移転するとしても、早くて5年後になるのではないかと思います。
それまでは、現在の中学校を活用することになると思いますが、その間の安全対策に万全を期すために、南校舎に入っている3クラスを移動させるため、中学校敷地内で土砂災害警戒区域になっていない安全性が高い場所にプレハブ校舎を建設してはどうかと思います。

ぜひ、傍聴席に

最後にもう一度宣伝です。
私の登壇は、10月21日の14:20頃からです。
ご都合のつく方は、ぜひ傍聴にお越しください。
役場に来る時間がなければ、テレビたかちほによる議会中継をご覧ください。

また、質問内容の詳細は、下記でご覧いただけます。

<関連リンク>
令和7年第3回高千穂町議会定例会 一般質問通告内容集約書

では、今回はこれで失礼します。

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