板倉てつお 公式ブログ

回答してください。高千穂中移転新築アンケート

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こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。

昨夕、私の自宅に「高千穂中学校移転新築に関するアンケート」が届きました。
町民の皆様のご自宅にも、届いていると思いますし、まだの方も、数日のうちには届くものと思います。

その一方で「今更、アンケートするの?」「もう決まったんじゃないの?」という声も聞こえてきました。

そこで、中学校移転新築について、これまでの経緯と、なぜアンケートを行うのかについて整理します。
その上で、あくまで私なりの整理にはなりますが、回答にあたって参考となる考え方についても併せてお伝えしたいと思います。

これまでの主な経緯

まずはこれまでの主な経緯について、時系列でまとめたいと思います。

・令和5年10月~令和6年2月
 町公連会長、町内各校PTA会長、町議、教育委員、校長などで構成する「移転新築検討委員会」において中学校の移転先を検討し、温泉跡地を最適地として選定。

・令和6年9月
 町内4団体より、高千穂高校敷地内への移転の再検討を求める要望書が提出される。
 
・令和7年3月29日から4月4日
 町内4カ所で5回にわたり、中学校建設に関する中間報告会を開催。
 この時はじめて、候補地の概算総事業費が公表される。
 また、当初5年かかるとしていた高千穂小学校隣接地の遺跡調査が、敷地の取り方によっては、1年で終わる見込みであることがわかる。

・令和7年9月11日から9月13日
 3回にわたり、町内小中学校の保護者向け中間報告会を開催。

・令和7年10月21日
 議会の一般質問にて、町長は中学校の移転場所について「再度、検討委員会において検討いただきたい」と回答。

なぜ、今、アンケートか

経緯の中で説明した通り、いったん、移転新築検討委員会における検討結果は温泉跡地が最適な移転場所とされたものの、町内の主要団体からの要望書や、検討段階における候補地ごとの総事業など判断材料の不足、さらには遺跡調査の期間など新たな情報が確認されたため、「再度、検討委員会において検討いただきたい」と町長は発言しています。

しかし、その再度の検討委員会が、まだ開催されていません。
つまり、まだ高千穂中学校の移転場所は、決まっていないのです。

そのため、今回のアンケートは、最終的に移転場所を決める判断材料とするためのアンケートと言えます。

アンケートで町民の皆様の意見を確認した後に、最終的な検討委員会における検討がなされるものと思います。

「アンケートだけで移転場所を決めるわけではない」ということを担当者から聞いていますが、それでも判断材料として、アンケート結果は決して小さくないはずです。

というわけで、中学校の移転場所を最終的に決める判断材料となるアンケートですので、とても大事なアンケートです。

また、今回のアンケートは18歳以上のすべての町民の方が対象となっています。
当初、1世帯1アンケートということで考えていたようですが、それでは3世代で住まわれている方など、若い世代の声を聞くことができないという思いから、全町民に対しアンケートをするべきだと、私は提言していました。
その提言が実り18歳以上のすべての町民の皆様が対象となっていますので、ぜひ、回答をお願いします。

なぜ、小中学校の連携強化や小中一貫教育か

今回のアンケートの設問の問5に、「小中学校の連携強化や小中一貫教育」についての設問があります。

中学校の移転場所を検討しているのに、なぜ、「小中学校の連携強化」などの設問があるのかと、疑問に思われた方もおられるかもしれません。

この点について、少し説明します。

町教育委員会の考えは、添付資料にもあるとおり、小中学校の連携推進です。
これは、国の方針でもあります。
さらに(15年後か30年後かわからないが)将来的に少子化が進み、小学校が町内1つに統合することになれば、小中一貫教育に取り組める場所に、新たな中学校をつくりたいという考えです。

そして、この町教育委員会の方針を優先するなら、町内主要団体から要望のあった高校敷地内へ中学校を移転し連携型中高一貫校とする案は、優先順位としては低くなるということになります。

移転の総事業費について

アンケートの問7に、事業費についての設問があります。

選択肢を見ると、
①安全性や教育環境を重視し、必要な範囲で費用増も検討する
②標準的な機能や費用の範囲で実施する
③将来負担を考え、施設規模を抑え、できるだけ費用を抑える
④その他
とあり、議員の私でも、どれを選択すればいいのか迷います。

もちろん、安全性や教育環境を重視するのは当然ですが、高千穂町の実情にあった事業規模にする必要もあるとも思います。
おそらく、私だけでなく、多くの方も同じ考えではないでしょうか。

もし、この選択肢で、例えば③を選択した場合、標準的な機能すらない学校をつくることになるのか?という疑問も出てきます。

もちろん、そうゆうことにはならないことを信じていますが、では、どれを選択するべきなのか迷います。

ただ、私は以前、一般質問で、新築する中学校の教室数を、将来の少子化を見据えた規模にするべきではないかと、提言しました。

中間報告会では、通常学級が9クラスの規模で事業費が算出されていましたが、令和16年度以降は6クラスに減少することが想定されているため、新築する中学校は6クラスの規模で建設し、令和15年度まで不足する教室については、プレハブなどで対応してはどうかということです。

そうした私の考えを反映させるなら、③になるのかと考えられますが、とはいえ、標準的な機能は必須のものとして妥協できませんし、安全性や教育環境も重視すべきなので、やはり、どれを選択するべきか、難しいですね。

移転新築の立地について

アンケートの問8に、立地についての設問があります。
それぞれの設問ごとに見たいと思います。

①町の中心部でアクセスが良い場所
この選択肢にあてはまるのは、高千穂小学校隣接地と高校敷地内でしょう。

②自然に囲まれた静かな場所
この選択肢にあてはまるのは、温泉跡地、折原グラウンド、上野小中学校でしょう。

③敷地が広く運動場や施設が充実できる場所
この選択肢にあてはまるのは、温泉跡地、折原グラウンドでしょう。

④災害リスクが低い安全な場所
この選択肢の意図が分かりません。どの候補地も、この条件は満たしているはずです。

⑤公共施設(図書館、体育館等)が近い場所
この選択肢にあてはまるのは、高千穂小学校隣接地と高校敷地内でしょう。
総合公園もあてはまるかもしれませんが、総合公園周辺は、現在、新しい道の駅の候補地になりえるということで、中学校の移転場所としての優先順位は低くなっています。

⑥地域の活性化につながる場所
この選択肢も意図が分かりません。

まとめ

私は議員であると同時に、学校に通う子どもを持つ保護者世代の一人でもあります。
これまで、中学校移転新築に関しては、中間報告会など、行政からの説明を中心とした場は設けられてきましたが、住民、とりわけ保護者の声を聞くことを主とした機会は、十分にあったとは言えないと感じています。

そうした中で、今回実施されるアンケートは、町民の皆さん一人ひとりの声を幅広く受け止めるための、重要な機会だと考えています。
中学校は地域全体に関わる公共施設であり、ぜひ多くの町民の皆様にご回答いただきたいと思います。

そのうえで、小さい子どものいる保護者世代の皆様にとっては、特に当事者としての思いや実感を直接伝えることのできる、貴重な機会でもあります。
自由記入欄もありますので、ぜひ今回のアンケートを通じて、率直な思いをお寄せいただければと思います。

では、今回はこれで失礼します。

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