板倉てつお 公式ブログ

たかちほの杜プロジェクト 令和8年5月時点のまとめ

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こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。

今回の記事では、現在、高千穂町が検討を進めている、2つの拠点を中心とした、まちづくり計画「たかちほの杜プロジェクト」について、現時点で明らかになっている点をまとめたいと思います。

現在までの主な経緯

まずは、どういった経緯から「たかちほの杜プロジェクト」が検討されているのか、まとめます。

・令和5年10月~
国の主宰で、九州中央自動車道高千穂インターチェンジ周辺整備検討会が設置される。
この中で、新高千穂大橋(仮称)の観光資源化(高速道路橋への歩道設置など)や、インターチェンジ周辺の休憩所や観光案内所などの検討が始められる。

・令和6年3月定例会
町長が施政方針の中で、中心市街地の再開発について言及。

「施設のイメージとしては、例えば、図書館や子育て支援センター等の行政機能を集約し、町内外を問わず人の集りやすい施設、観光客も利用しやすく、経済の活性化につながる施設、そして、九州中央自動車道の整備が進むことにより、交通ネットワークの構築に寄与する施設など様々なニーズに対応できる複合拠点施設を思い描いている。」

ただし、令和6年度中は、大きな具体化には至りませんでした。

・令和7年3月定例会
町長が施政方針の中で、新高千穂大橋(仮称)への歩道の設置は、多額の町負担が発生することから断念することを公表。
一方で、インターチェンジ周辺に、休憩所や観光案内所などを含めた新たな道の駅の設置の考えを示す。
また、再度、中心市街地再開発の構想策定について意欲を示す。

「町のにぎわいを取り戻すという視点で、宮交バスセンター周辺の中心市街地再開発の構想を本格的に取りまとめていきたい」

・令和7年6月
九州中央自動車道高千穂インターチェンジ周辺整備検討会の最終的な報告書が、令和7年6月13日に町へ提出される。
内容は、インターチェンジ周辺を活用した地域活性化施策として、新たな道の駅を構想するもの。
また、その候補地として、総合公園、県信連高千穂、新高千穂大橋(仮称)の3案の中から、総合公園が適しているとされる。
具体的に、総合公園をどのように活用するかについては、町において、検討を続けることとされる。

・令和7年7月~
町が、たかちほ+(プラス)未来共創会議を設置。
「新たな道の駅」と「まちなか複合拠点施設」の、機能分担や連携の在り方などを検討し、「たかちほの杜プロジェクト基本構想」を策定。

このように、「新たな道の駅」と「まちなか複合拠点施設」は、ほぼ同時期に検討が始まりました。

そのため、それぞれを個別の事業として進めるのではなく、高千穂町が持続可能な地域社会を築いていくための基盤整備として、両施設の機能分担や連携の在り方が重視されるようになったものと思われます。

たかちほの杜プロジェクトの目標

次に、具体的なプロジェクトの中身を見ていきたいと思います。

まず、たかちほの杜プロジェクトの重要な点として、町の担当者が繰り返し説明していたのが、「施設を整備する計画ではなく、どのようなまちを目指すのかという計画」ということです。

そのため、まず高千穂町の理想像として以下5点があげられています。
①子どもたちが育って帰ってくるまち
②働くよろこびと挑戦があるまち
③安心して暮らし続けられるまち
④人と自然が共有し、歴史や文化、魅力を誇れるまち
⑤人とまちがつながる交流のまち

そして、これらの理想像を実現するため、両施設における目標として4点があげられています。
①町民と観光客が共に“わくわく”する交流拠点
②高千穂を知り、感じ、誇りや愛着を育む観光・暮らしの双方に開かれた“まちの玄関口”
③産業や経済の発展をけん引し、地域の活力を生み出す“未来共創”の活動拠点
④安心・安全な暮らしを支え、広域・地域の災害に備える防災拠点

2つの拠点への導入機能

両施設の目標・役割から、導入が考えられる機能として、次のようなものが考えられています。

まちなか複合拠点施設
①生涯学習拠点機能(図書館など)
②子育て支援機能(子育て支援センターなど)
③福祉支援機能(老人福祉館など)
④飲食・交流機能
⑤コミュニティ形成支援機能
⑥地域交通の拠点機能
⑦まちづくりの拠点機能(中央公民館など)
⑧起業・働き方支援機能
⑨地域産業創出支援機能(6次化商品開発ラボなど)
⑩防災機能

新たな道の駅
①飲食機能
②物販機能
③遊び・交流・休憩機能
④観光案内・地域情報発信機能
⑤伝統芸能の発信・体験・継承機能
⑥交通結節点機能
⑦チャレンジ支援機能
⑧防災機能
⑨道路情報提供機能

両施設の配置方針

では、具体的に両施設は、どこに配置されることが検討されているのかについてです。
住民の皆様にとって、特に関心が高いのは、この配置方針ではないかと思います。

結論から言えば、まちなか複合拠点施設はバスセンター周辺。
そして、新たな道の駅は、総合公園北側が検討されています。

特に、新たな道の駅については、現在の総合公園の一部を活用する案が検討されています。
それに伴い、既存施設については、次のような整理案が示されています。

野球場
→折原グラウンドへ

テニスコート
→折原グラウンドへ

自由広場(遊具のある場所)
→新たな道の駅へ

サブグラウンド(グラウンドゴルフ場)
→移設せず既存の総合競技場を活用

コミュニティセンター
→在地の場合は、活用検討

管理センター
→まちなか複合拠点施設へ集約

ヘリポート
→在地または新たな道の駅周辺に配置

出典:説明会における町資料より

今後のたかちほの杜プロジェクトの進め方は

再度の説明になりますが、現時点でできあがっているものは、あくまで構想です。
大きな方向性を示したものであり、具体的な内容については、今後さらに検討が進められる段階です。
現時点では、決まっている事項はありません。

では、今後、どのように進めるのかが気になるところです。

今後、令和8年度において、現在の構想を、さらに具体的に検討し、ある程度の施設規模や施設の配置などを示す「基本計画」を策定する予定のようです。

また、両施設とも、民間企業の参画を検討しています。
そのため、民間企業参画の可能性についての調査もするようです。

そして、実は高速道路から新たな道の駅にアクセスするには、一部を埋め立てる必要があるのですが、それを、高速道路のトンネル工事から出る残土を活用したいという考えがあります。
そのため、令和8年度から、残土受け入れのための地質調査や用地の補償、設計なども必要になります。

住民説明会が開催中

たかちほの杜プロジェクト基本構想に関する住民説明会が、町内各地で、順次、開催される予定です。
会場および日時は次のとおりです。

役場4階(終了)
令和8年5月19日(火)19:00~

・天岩戸出張所
令和8年5月27日(水)19:00~

・上野出張所
令和8年5月29日(金)19:00~

・田原出張所
令和8年6月3日(水)19:00~

これまで説明したとおり、現在は、まだまだぼんやりとした計画です。
町としても、住民の皆様の意見を聞きながら、具体的な計画へとつなげていきたい考えのようです。

ご都合がつきましたら、ぜひ説明会に参加し、ご意見を町に伝えていただければと思います。

では、今回はこれで失礼します。

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