
こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
令和8年9月議会では、高千穂高校全国枠の支援充実や、高千穂中学校移転新築について、一般質問をしました。
今回の記事では、その内容について、まとめたいと思います。
論点のおさらい
論点1 高千穂高校全国枠募集の受け入れ体制充実を
論点2 高千穂中学校移転新築についての最終報告会を
論点3 体育館、グラウンドは小学校と共用を
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一般質問します 高校全国枠の支援充実や中学校移転新築について
https://itakuratetsuo.com/blog/?p=2808
答弁1 他自治体を参考に検討
1つめの論点は、高千穂高校に全国枠で入学した生徒について、高校の寮と下宿で経済的負担が異なるため、下宿生に対する更なる支援が必要ではないか、というものです。
また、関連で、最終的には、町として寮を建設する必要があるのではないか、といった提言もしました。
この点についての質問と答弁をまとめます。
Q 全国枠の生徒を高校の寮と下宿で受け入れており、寮は月に3万5000円、下宿は月に7万円の負担である。
下宿生には町と同窓会から合計で月に2万円の支援があるが、それでも寮と下宿で経済的負担が異なる。
現状以上の経済的支援が必要では。
A 公平性について考える必要があるが、限られた財源の中で、下宿生への支援を拡充することは、慎重に判断せざるを得ない。
他自治体の事例も参考に、どのような支援が可能か検討する。
Q 下宿生に町と同窓会から月に2万円の支援があるが、支給のタイミングが半年ずつ後払いである。
前払いや毎月の支給にしてはどうか。
A 前払いとした場合には、返還が必要になるケースも想定されるため、現時点で直ちに変更することは難しい。
課題を整理して、よりよい支給方法を検討する。
Q えびの市の飯野高校も全国枠に取り組んでいる。えびの市では、市が、男女それぞれの寮を整備した。
本町でも、町として寮の整備が必要ではないか。
A 全国募集の定着と拡大を図る上で、住環境の充実は避けて通れない課題であると考えている。
中古物件を活用した寮整備の可能性について、前向きに検討を進めたい。
答弁2 現段階で予定はない
2つめの論点は、高千穂中学校の移転新築候補地は、高千穂小学校隣接地を最適地として決定したと公表されたわけですが、一旦は、高千穂温泉跡地が最適と判断されていたにもかかわらず、なぜ高千穂小学校隣接地を最適地としたのかについて、最終的な説明のための報告会をするべきではないか、というものです。
この点についての質問と答弁をまとめます。
Q 高千穂中学校移転新築について、報告会を開催し、移転新築候補地を、なぜ高千穂小学校隣接地にしたのかを説明する必要があるのでは。
A 事前に情報を開示しアンケートの意見を参考に決定した。選定理由については、町広報や町ホームページで説明している。
説明会開催の要望は寄せられておらず、現段階において説明会を開催する予定はない。
Q 説明会開催の要望はないとのことだが、議会報告会においては、説明不足ではないかと意見をいただいた。
やはり、最終的な報告会をするべきでは。
A もし最終的な報告会をするなら、中学校や小学校、幼保園の保護者を対象にした報告会なら意義があると考える。
答弁3 基本設計の中で検討
3つめの論点は、高千穂小学校隣接地に移転新築を検討している高千穂中学校について、今後の児童生徒数の減少を考えると、体育館、グラウンドについては整備せず、高千穂小学校との共用や運動公園・武道館など、町内の社会体育施設の活用を考える必要があるのではないか、というものです。
この点についての質問と答弁をまとめます。
Q 高千穂小学校隣接地に中学校を移転新築した際の概算事業費として、約31億円が見込まれるとしている。
この概算事業費には、体育館、グラウンドも含まれている。
しかし、今後の児童生徒数の減少を考えると、体育館やグラウンドについては、高千穂小学校との共用や、運動公園・武道館など町内の社会体育施設の活用を考える必要があるのではないか。
A 概算額の算出は、あくまで一般的な学校に必要な施設は全て計上したものである。
小中学校の施設の共用や規模縮小による経費削減については、庁舎内会議でも意見が出ている。
このあたりの検討は、今後の基本設計の中で検討を行う。
Q 仮に新築する高千穂中学校に体育館とグラウンドを整備するとして、4月に視察した川崎市立はるひ野小中学校と比較すると、高千穂小と高千穂中は、はるひの小中学校の半分程度の生徒児童数・学級数であるにもかかわらず、学校施設としては同程度の規模になる。
こうした比較からも、新築する高千穂中学校については、体育館やグラウンドは、小学校と共用をしてはどうか。
A 小中の体育の授業、部活動、スポーツ少年団のやりくりについての協議をしっかりしたうえで、最終的に検討したい。
4月に行政視察をした川崎市立はるひ野小中学校の児童生徒数と施設規模
| 普通 学級数 | 特別支援 学級数 | 児童生徒数 | グラウンド | 体育館 | |
| はるひ野小中学校 (令和7年5月現在) | 33 | 7 | 1,058人 | 11,966㎡ (H25までは7,465㎡) | 1,279㎡ と 1,198㎡ |
| はるひ野小中学校 (H29.児童生徒数最多時) | 43 | 9 | 1,519人 |
高千穂小・高千穂中及び新高千穂中学校の学級数、児童生徒数と施設規模
| 普通 学級数 | 特別支援 学級数 | 児童生徒数 | グラウンド | 体育館 | |
| 高千穂小学校 (令和8年4月現在) | 11 | 2 | 255人 | 5,716㎡ | 1,097㎡ |
| 高千穂中学校 (令和8年4月現在) | 7 | 2 | 234人 | 今回の質問に 関係ないため無記載 | |
| 新・高千穂中学校(案) (町作成資料より) | 今回の質問に 関係ないため無記載 | 約8,000㎡ | 780㎡ | ||
まとめ
今回の一般質問では、高校全国枠の生徒への支援と、中学校の移転新築について取り上げました。
高校全国枠については、下宿生への支援の改善や寮の整備を前向きに検討するとの答弁がありました。
中学校については、移転先の選定理由を説明する機会や、体育館・グラウンドを小学校と共用することなど、まだ検討すべき課題があります。
子どもたちにとってよりよい教育環境を整えながら、将来の財政負担も抑えられるよう、引き続き取り組んでいきます。
今回はこれで失礼します。
