こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
9月13日に、令和元年第三回定例会は閉会しました。
今定例会の大きな議案が、平成30年度の決済でした。
今回は決算について、簡単にまとめます。
(※確認したつもりですが、万一、誤りがあればご指摘ください。)
平成30年度の決算の概要
平成30年度の会計別決算と、基金(町の貯金)と町債(町の借金)の残高をまとめました。
それぞれの会計ごとに認定するかどうかの採決がとられ、全会計において、認定されました。
一般会計への付帯意見
いろんな会計がありますが、最も審査に時間をかけるのが、一般会計です。
予算案でもそうでしたが、認定する際、付帯意見を出しています。
つまり、「認定はするけれど、今後、これらの意見を反映させてね、ということ」です。
今回、提出した付帯意見の一例をあげます。
(※実際に提出した意見から、よりわかりやすく表現を変えています)
<建設課>
前年度終了予定だったにもかかわらず終わらなかった事業について、当年度職員の業務過多とならないよう配慮し実施すること。
<農林振興課>
各種補助事業の交付金については、JAなどの関係機関と共同連携し交付すること
<企画観光課>
浴場施設について、経営改善、経費削減につながるよう施設検討委員会を運営すること
<財政課>
ふるさと納税については、専属の職員を確保し、業務負担軽減を図ること
<会計課>
町税収納は口座振替を推進し、コンビニ収納については費用対効果を検討すること
<保健福祉総合センター>
ふれあい給食(高齢者等へのお弁当の宅配サービス)については、今後増加が見込まれるため、人材育成と事業の充実を図ること
7年連続の病院の赤字と5年連続の基金の減少
病院については、昨年に比べ、入院患者は増加したものの、外来患者は減少しています。
当年度純損失は8,197万円となり、損失額は昨年よりも減少していますが、7年連続の赤字となりました。
今後、西臼杵3町のそれぞれの病院の経営統合についても検討されることになっています。
また、基金については、5年連続で1億円以上の取り崩しが行われています。
南平団地の建て替えや、三田井・岩戸地区のまちづくり事業など、大型事業が継続中のため、今後も厳しい財政状況が予想されます。
こうした内容はあまり楽しいものではありませんが、財政状況については、多くの方と共有すべきだと思っております。
そのため、こうしたブログをしています。
今後とも、こうしたネガティブな情報も発信していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
では、今回はこれで失礼します。