板倉てつお 公式ブログ

一般質問します 子どもたちの地域参画について

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こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。

6月16日、17日の2日間で、一般質問が行われます。
私は全体の3番目で、16日の13:00頃から登壇予定です。

今回は「子どもたちの地域参画」について質問をします。
質問内容の論点を解説したいと思います。

地域への愛着を育む地域参画

本町を含め地方から都市部への若者の流出が止まりません。
進学などで地元を離れた多くの若者が、そのまま地元に戻らないことがあります。

もちろん、地元に戻る若者がいないわけではなく、戻る若者もいます。
では、地元に戻る若者と、地元に戻らない若者の違いは何なのかについて、私なりに考えたのですが、すべてではないにしろ、地元への愛着の違いがあるだろうと思いました。

では、地元への愛着を育むには、どうすればよいかというと、地域社会や行政機関と関わる体験を積むことだと思います。

そうした取り組みは、すでに実施されています。
例えば、子ども達が稲栽培を体験したり、神楽や棒術を習ったりという学習がそれにあたります。

行政との関りで最近の事例をあげるなら、旧商工会跡地の整備を検討するワークショップに小学生も参加し、小学生が提案した内容の一部が採用され、現在整備が進められています。

もちろんこうした取り組みは素晴らしいので続けていただくとして、加えて、こんなことならできるのではないか、ということについて、一般質問で提言したいと思います。

この記事では、提言のなかから3つピックアップして紹介したいと思います。

論点1 高千穂中学校移転新築

現在、高千穂町の一番の課題は、高千穂中学校の移転先をどこにするか、だと思います。

高千穂中学校の移転新築について知りたいという方は、私も過去の記事を見ていただくとして、ここでは詳細の説明を省かせていただきます。

高千穂中学校の移転先の検討について決まっていることは、今後、18歳以上の全町民に対して、アンケート調査を実施するということだけです。

18歳以上の町民に対してアンケートを実施することはよいと思いますが、そのうえで、18歳以上のアンケートとは別の形でよいので、18歳未満の子ども達の意見も聞いてはどうかと思います。

中学校のことについては、やはり、一番の当事者は、今の子ども達です。
もちろん、中学校の移転新築には、5年以上かかりますので、現在の中学生や小学生の高学年生は、新しい中学校に通うことはありません。

しかし、一番の当事者として、考えてほしいですし、子ども達の考えを、私達大人は受け止める必要はあると思います。

そして、子ども達の考えを受け止めたうえで、私たち大人が、考えるということが理想ではないでしょうか。

論点2 総合的な学習の時間に対する予算配分

現状の取り組みとして、総合的な学習の時間を活用した地域学習が行われています。
その中で、子ども達が自由な発想で、地域活性化のためのアイデアを発表しています。
しかし、よいアイデアであるものの、それを実行するためのお金がないために、具体的には何もできないという場合が多々あります。

そこで、あらかじめ、子ども達が使えるお金を予算化してはどうかと思います。
例えば、中学生1人あたり1万円の予算を割り当て、数名で構成したグループで、子ども達自身が事業を企画し、実行するというものです。

子どもたちに、まちづくりの一端を任せることは、まちの将来を担う人材育成の観点からも、必要なことだと思います。

論点3 子ども議会

主権者教育の一環として、子ども議会に取り組む自治体があります。

子ども議会とは、子ども達が町政や地域の課題について自らの意見を持ち、議会と同様の形式で、提言や討議を行うものです。

先述の通り、現在も、意見発表型の取り組みはなされています。
それをさらに進めて、町執行部との対話、質問、再質問に取り組むことで、より深い学びと参画意識を育むことができると思います。

さらに、子ども議会は、子どもだけでなく、子どもの保護者の当事者意識を高めることにもつながります。

本町においても、子ども議会に取り組んではどうかと思います。

ぜひ、傍聴席に

最後にもう一度宣伝です。
私の登壇は、6月17日の13:00頃からです。
ご都合のつく方は、ぜひ傍聴にお越しください。
役場に来る時間がなければ、テレビたかちほによる議会中継をご覧ください。

また、質問内容の詳細は、下記でご覧いただけます。

<関連リンク>
令和7年第2回高千穂町議会定例会 一般質問通告内容集約書

では、今回はこれで失礼します。

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