板倉てつお 公式ブログ

大丈夫?高千穂町の非常電源

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こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。

年末にこんな新聞記事がありました。

全国の1741市区町村の非常電源について消防庁が調べました。
人命救助の観点から望ましいとされる72時間の稼働ができる自治体は、4割にとどまるとのこと。


宮崎日日新聞(2019年12月2日)より

では、高千穂町はどうなんでしょうね。
調べてみました。

 

高千穂町役場の非常電源は12時間

総務課に問い合わせてみると、高千穂町役場の非常電顕の稼働可能時間は12時間程度とのこと。

うーん、72時間には程遠いですね。
ただし、燃料さえあれば、制限なく電力を供給可能とのことです。

 

燃料供給協定も未締結

新聞記事にもあるとおり、国は停電の長期化を考慮し、1週間程度は稼働できるよう販売業者と優先供給協定を結んでおくことも促しているとのこと。

高千穂町の場合、非常電源のみでは12時間しか稼働できないため、その後は燃料を確保できるかどうかが大切になってきます。

これについても、総務課に問い合わせたところ、「協定の締結はしていない」とのこと。

というわけで、非常電源の稼働時間は短いし、燃料の優先供給協定も締結していないという、いけてない現状がわかりました。

 

防災行政無線専用非常電源は

記事にでてくる国の指針が「大規模災害発生時における地方公共団体の業務継続の手引き(内閣府、防災担当)」です。

こちらに目を通すと、非常電源とは別で、防災行政無線専用の非常電源も確保することも書かれています。

では、高千穂町はどうかというと「整備済み」とのこと。
稼働時間は「24時間」とのことですが、防災行政無線を24時間使い続けることは考えにくいため、実際の運用では、より長時間の稼働が可能だと思われます。

こちらについては、一安心ですね。

 

家庭でも備えておこう

高千穂町の非常電源がいけてないことはわかりました。

これについては今後、改善を訴えていくとして、私達個人レベルでも、きちんと備えておきましょう。

家庭における停電の備えについては、「大規模地震に備えるための家庭での停電対策について(内閣府パンフレット)」がわかりやすいです。

避難するために足元灯を兼ねた懐中電灯や、畜光テープを。
また、情報を得るためにラジオと電池を常備しておくことが書かれています。

私はラジオ、懐中電灯についてはもってますが、足元灯はありません。
メゾネットタイプのアパートの2階に住んでいるので、足元灯を備えたいと思います。

皆さんも、ぜひ備えておきましょうね。
では、今日はこれで失礼します。

 

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