こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
今回は、7月22日からはじまる国のGoToトラベルキャンペーンについて、まとめたいと思います。
ただ、結論を先に書きます。
国の予算はたっぷりありますので、あわてて旅行しなくても大丈夫です。
また、9月以降に旅行したほうがお得です。
ですので、9月以降で旅行を検討しましょう!
GoToトラベルキャンペーンとは
まずは、GoToトラベルキャンペーンの事業概要についてまとめます。
以下、観光庁の資料からの抜粋です。
・国内旅行が対象
・旅行代金の1/2相当額を支援。
・支援額の内、①7割は旅行代金の割引に、②3割は旅行先で使える地域共通クーポンとして付与。
・一人一泊あたり2万円が上限
・日帰り旅行については、1万円が上限。
・連泊制限や利用回数の制限なし。
地域共通クーポンとは、旅行先の都道府県+隣接都道府県において、旅行期間中に限って使用可能な1枚1000円の商品券のことです。
例えば、GoToトラベルキャンペーンに参加している事業者が販売している1泊2日で2万円のツアーに参加した場合、1万円が支援額となります。
1万円の支援額のうち7割の7000円が還付され、残り3割の3000円が地域共通クーポンとして付与されることになります。
詳細は観光庁資料をご確認ください。
地域共通クーポンは9月以降
7月22日からGoToトラベルキャンペーンは始まりますが、旅行代金の割引のみの先行開始となります。
そのため地域共通クーポンをもらうことができません。
地域共通クーポンは、準備に時間がかかるとのことで、9月1日以降となっています。
9月1日からというわけでもないので、準備次第ではさらに遅くなるかもしれません。
これが私が冒頭で9月以降で旅行を検討しましょうといった理由のひとつです。
国の予算は破格の1兆3500億円
そんなこと言っても、お得に旅行できるのは、国の予算があるうちでしょ?
はやく旅行したほうがいいんじゃないの?
と思う方もいるかもしれませんが、心配ご無用です。
というのも、今回の予算額は過去の同様の事業の比ではないからです。
下の表を見ての通り、今回のGoToトラベルキャンペーンの予算は突出していることが分かります。
ですので、今からゆっくり計画して、9月以降にお得に旅行しましょう。
このタイミングでの事業開始に批判の声
今のこのタイミングでの事業開始については批判の声があります。
まず懸念されるのが、新型コロナウイルス感染症の事態の悪化です。
東京では連日200人を超える陽性者が出ています。
また、東京以外でも陽性者が増えており、7月10日には全国で400人を超える陽性者が出ています。
さらに、7月3日からの令和2年7月豪雨による被害が九州や中部地方で出ているからです。
本日、7月14日の時点で、もっとも批判的な意見を公表しているひとりが、青森県むつ市の宮下市長です。
GoToキャンペーンにより感染者が地方に拡大すれば、これは人災であり、むつ地方は感染症病床が4床しかないため、医療崩壊の恐れがあるとして、市内観光施設の閉鎖を指示したそうです。
<参考リンク>
GoTo 「愚かだ」 むつ市長、市内観光施設の休業指示
ちなみに、延岡と西臼杵3町の地域においても、感染症病床が4床しかありません。
クラスターが発生したら1日で病床が埋まることも考えられますので、心配ですね。
結論:旅行は9月以降で
最後に結論をもう一度書きます。
GoToトラベルキャンペーンが7月22日にはじまりますが、9月以降に旅行するほうがお得です。
国の予算はたっぷりあるので、あせらずとも、大丈夫です。
7月の連休は、地域によって観光施設が閉まっているなど、十分に楽しめない地域もあると思います。
ですので、9月以降にGoToトラベルキャンペーンを利用して、お得に旅行しましょうね。
では、今日はこれで失礼します。