板倉てつお 公式ブログ

高千穂峡の災害復旧は町がするの?県がするの?

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こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。

ご存知の通り、先月末(10月31日)で、本会議が終わりました。
正直、初めての議会でわからないことだらけでした。

多くの先輩議員からは、「1年間はまずは勉強だ」と、優しい声をかけていただいていますが、議員として本来求められる役割は、ベテラン議員も新人議員も変わりません。

議会とは、自分のまちのこれからについて話し合う大切な言論の場です。
まだまだ学ぶべきことがたくさんあると痛感しました。

さて、先の本会議では、実に多くのことが話し合われたわけでして、少しずつでも、かみ砕いて、発信していきたいと思っています。

今日は、台風18号による高千穂峡の被害と、その復旧について、ご説明したいと思います。

9月17日に九州に上陸した台風18号は、高千穂町においても、大きな被害をもたらしました。

高千穂峡においては、大量の流木が流れ込み、遊歩道の手すりが流失しました。

高千穂峡は、高千穂町にとってはもちろん、宮崎県にとっても、重要な観光地です。

そのため、内倉町長の迅速な判断で約560万の予算をつけ、復旧にあたりました。
おかげで、10月6日には復旧することができました。

ですが、論点はここからです。

佐藤定信議員から、高千穂峡の遊歩道は、九州自然歩道の一部であり、管理主体は、県ではないのかと、質疑がありました。

そうなのです。
高千穂峡の遊歩道は、九州自然歩道の一部であり、本来は県が管理主体です。

※画像は、平成26年3月 九州管区行政評価局 作成の、
国立公園における九州自然歩道の管理等に関する行政評価・監視 結果報告書
のスクリーンショット

 

実は、昨年の熊本地震の際の高千穂峡の復旧についても、およそ千百万ほどを、町が予算を組んで対応しました。
ですが、県からその後、何らかの補助があったかというと、ないままに、今日まで来ています。
内倉町長としても、昨年も、高千穂峡の件を県にお願いはしているものの、今のところ、県としての対応はありません。

この件については、今後、議会としても、県に対して要望書を作成し、町長とともに提出しにいく予定にしています。

高千穂峡は、高千穂町にとって重要な観光資源であることには間違いありません。
ですので、すべてを県にお任せするというのは、さすがに筋違いと思いますが、町と県で相応の負担をし、町、県にとってのお互いの財産を共に守っていけるような体制ができればと思います。

この件については、続報が入り次第、またお伝えしたいと思います。

では、今回はこれで失礼します。

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