こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
3月議会は、3月19日で閉会しました。
主な議案は令和3年度の当初予算で、議会で原案通り可決しました。
今回のブログでは、令和3年度の当初予算の概要をお伝えしたいと思います。
令和3年度当初予算総額は85億1000万円
令和3年度当初予算の総額は85億1000万円です。
前年度から5億8000万円減となっており、減少の要因としては、防災行政無線更新や南平団地建設などの大型事業の支出が終了したことがあげられます。
歳出の概要
歳出合計 85億1000万円(構成比)
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議 会 費 9499万円(1.1%)
総 務 費 12億9458万円(15.2%)
民 生 費 23億3232万円(27.4%)
衛 生 費 7億4889万円(8.8%)
農林水産業費 12億7838万円(15%)
商 工 費 3億927万円(3.6%)
土 木 費 7億6547万円(9.0%)
消 防 費 3億3719万円(4.0%)
教 育 費 5億4216万円(6.4%)
災害復旧費 802万円(0.1%)
公 債 費 7億8869万円(9.3%)
予 備 費 1000万円(0.1%)
総務費、土木費、商工費が減
昨年との比較で最も減少したのが総務費です。
先述のとおり、令和2年度は防災行政無線の更新の予算、およそ5億7000万円がありました。
更新の作業は続いていますが、新たな支出はないため、その分が減少となります。
また、土木費についても大きく下がっています。
こちらも先述のとおり、平成30年から建設されてきた南平団地が、令和2年度で完成したため、令和3年度の予算は大きく減少しています。
商工費も減少していますが、これは高千穂の湯閉館により、その必要経費がなくなったことによるものです。
一方、増加したのが衛生費です。
新型コロナウイルスワクチン接種にかかる費用が主なもので、予算はおよそ5000万円です。
しかし、費用については、全て国が負担をしてくれるものになります。
鉄道公園化事業は4727万円
現在、甲斐町長が進めている「高千穂鉄道跡地公園化構想」について、令和3年度は4727万円の予算がつけられました。
令和2年度の事業のなかで、これまで漠然としていた構想について、整備するうえでの懸念事項と解決のための方針が取りまとめられました。
1冊のファイルになってまとめられ、私達、議員にも配布されました。
(まだ目を通せていませんが、、、)
令和3年度については、これをもとに、駐車場やトイレなどをどこにつくるのかといった基本設計や、需要予測を含めた基本計画を策定する予定となっています。
令和元年の8月に、甲斐町長が公表した時に、「30万人の来客と1億8000万円の売上を想定」しているとしていました。
こうした構想が、現実的なものなのかどうか、需要調査でも明らかになるのではないかと思います。
以上、令和3年度当初予算の歳出についての概要でした。
今回はこれで失礼します。