こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
現在、令和4年第4回高千穂町議会が開会中です。
そして、12月2日と12月5日に、一般質問が行われます。
もちろん、今回も私は登壇します。
質問のテーマは、今年9月の台風14号の時に感じたことで、「ペットとの避難」「災害ボランティアの活用」「災害ごみの回収」についての3つです。
3つの論点について、まとめます。
論点1 ペットも避難できる体制づくりを
今年の9月に非常に勢力の強い台風14号が接近した際、高千穂町は7ヶ所の避難所を開設しました(自主的に避難所として開放した公民館などは除きます)。
7ヶ所の避難所に避難した人数は、139世帯234名だったとのことです。
一方で、「ペットだけを家に残して避難できない」という町民の声も聞きました。
総務課によると、ペットと共に非難する、いわゆる同行避難を拒んでおらず、受け入れは可能とのことでした。
問題としたいのは、町としてペットの同行避難についての周知が十分にできていないために、そのためにペットと同行避難できないと思い込んでいることです。
また、ペットと同行避難するには、平常時からケージに慣れておくトレーニングや、ペット用の備蓄が重要になってきます。
こうしたことから、同行避難やそのための平常時の備えについての周知・啓発に取り組むよう訴えたいと思います。
論点2 災害ボランティアの活用を
2つ目の論点は、災害ボランティアの活用です。
災害後に、被災箇所を何カ所か回り、被災された方の声を聞いたのですが、その際「被災後の片付けが終わるのに、地域の人に手伝ってもらいながら、1週間以上もかかった」という声を聞きました。
被災された多くの方は、同じような状況だったのではないかと思います。
改めて、被災された皆様に、お見舞いを申し上げます。
そして、1日もはやい復旧、復興をお祈り申し上げます。
一方で、延岡市や日向市では、災害直後より災害ボランティアセンターを立ち上げ、地域内外のボランティアを受け入れ、被災者の復旧を支援していました。
もし、高千穂町においてもボランティアを受け入れていれば、1週間かかった片付けが、4日ですんだかもしれません。
人口減少や高齢化が進行している状況で、今後は地域において、ますますマンパワーが不足することは間違いありません。
こうしたことから、今後の災害時には、災害ボランティアセンターを設置し、ボランティアを募り、復旧に取り組むべきだと訴えたいと思います。
論点3 災害ごみの回収を
3つ目は、災害ごみの回収です。
台風14号では、多くの家屋や倉庫、牛舎などが被災し、多くの災害ごみが発生しました。
台風が通過してから1週間以上経った9月28日から、災害ごみの仮置き場が元高千穂の湯の駐車場に開設され、10月14日まで受け入れました。
災害ごみは自ら仮置き場に持ち込む必要があったのですが、ごみには畳や建具、冷蔵庫など大きいものも多く、高齢化が進んでいる現状を考えると、災害ごみの持ち込みに苦労した世帯も多かったのではないかと思います。
一方で、延岡市などでは、持ち込みのほか、自宅まで災害ごみの回収に回る対応をしていたそうです。
そうしたことから、災害ごみについては、持ち込みを基本としつつも、場合によっては行政による回収もできる体制が必要だと訴えたいと思います。
傍聴におこしください
以上のような論点で、議論をしていきたいと思っています。
もしもご都合がつきましたら、ぜひ傍聴にお越しください。
<関連リンク>
令和4年第4回高千穂町議会定例会 一般質問通告内容集約書