こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
12月議会は、12月6日に閉会しました。
議会の内容を町民の皆様にお伝えするべく、現在、議会だよりの編集が大詰めです。
年明けには公民館を通じてお届けさせていただきますので、楽しみに待っていただければと思います。
今回の記事では、12月議会で決まった内容のひとつである「給油券」について、まとめたいと思います。
給油券事業に2850万円
現在、世界的に原油高騰の状況が続いており、それに伴い、あらゆる物価の高騰が続いています。
新型コロナの影響により経済に打撃がある中、こうした原油高騰となり多くの国民の生活に影響が出ています。
国は、こうした状況に対して、地域に応じた対策をするようにと、地方自治体へ「電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援交付金」を交付しています。
高千穂町の場合、5,988万円の交付を受けています。
この交付金を活用した事業の目玉となるのが給油券事業で、事業予算としては、2850万円となっています。
(財源の内訳としては、交付金2565万円、一般財源285万円)
1世帯に5000円分の給油券を配付
事業内容としては、高千穂町に住所がある全世帯に対して、1世帯あたり5000円分の給油券を配付します。
すでに配付は始まっており、すでに受け取った方もおられると思います。
この給油券は、ガソリン・灯油などを扱っている町内の9店舗で使用することができます。
国からの交付金を活用した事業ということで、年度内に事業報告を国にする必要があることから、給油券の使用期限が令和5年の2月28日までとなっていますので、お気を付けください。
車は乗らない、灯油は使わない人はどうする
この給油券は多くの人にとって、ありがたい事業だと思います。
しかし、少数かもしれませんが、「車は乗らない。灯油も使わない」という人もおられます。
そうした方はどうしたらいいのかという疑問があったため、私は議場で質疑しました。
簡単にその内容をまとめます。
(正式な会議録ではありません。あくまで質疑の概要をお伝えするものです。)
Q.車は乗らない、灯油も使わないという人には、どのような対応をされるのか。
A.ガソリンスタンドの他、店によっては農業用資材や日用品にも使用可能です。
Q.農業用資材や日用品にも使えるとのことだが、町民からすると、やはり、自分の都合に合わせて使用したいと思うはず。
そのためにも、希望者には、商工会の商品券と交換するなどの対応はできないか。
A.商工会の商品券も新たに販売されるため、混同してしまうおそれがあるため、今回は、給油券として配布した。
Q.町民からすると、一番ありがたいのは、食料品にも使える商品券だと思う。
そうした意味からも、商品券との交換はできないか。
A.今回は、国の燃油高騰というところに比重を置いた交付金を活用した事業であるため、給油券とした。
商品券の配布はすでに実施しており、食料品については、そちらで対応できていると考えている。
また、今回の給油券についても、一部店舗では食料品にも使える。
要望:商品券への交換ができないということであれば、給油以外にも使用できることが分かりやすいようにして、発送していただきたい。
給油以外に使えるお店
以上のようなやりとりを議場でしたのですが、まとめると給油券については、次のことがいえます。
・町内9店舗でガソリンや灯油に使用可能
・店によっては、農業資材、日用品、食料品にも使用可能
では、具体的に給油以外に使えるお店とは、どこになるのか。
答えは給油券に書いてあります。
・JA高千穂地区
・ホームワイド高千穂店
・Yショップ興梠酒店
・興梠荒市商店
というわけで、「車は乗らない。灯油も使わない」という人は、ぜひ、これらのお店で給油券で、日用品や食料品などのお買い物をしていただければと思います。
この情報、なかなか、町民のかたに届いていないように思います。
ぜひ、お知り合いの方に、車はのらない、灯油もいらないというような人がおられましたら、お伝えいただければと思います。
では、今回はこれで失礼します。