板倉てつお 公式ブログ

高千穂町の令和4年度一般会計を家庭の家計に例えてみた

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こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。

前回のブログでは、高千穂町の令和4年度の各会計の決算について、概要をまとめました。
自分が住むまちの財政状況について知ることは大切とはいうものの、「億」単位の数値が並んでおり、正直とっつきにくいものです。
しかし、基本的には家計と同じです。
今回の記事では、会計の中でももっとも重要な「一般会計」について、数字を1/1000にして、家計に例えて解説したいと思います。

国のコロナ事業減により収入減

まずは収入を見てみます。

令和4年度の収入合計は982万円ですが、そのうち702万円が親からの仕送りです。
国のコロナ対策事業の減により、親からの仕送りは前年度に比べ30万円ほど減りました。

本業の稼ぎともいえる給料(町税)は前年度より増加しており、コロナから経済が回復傾向にあることが伺えます。
同じく、副業のパート収入についても、天岩戸の湯の客の増加などにより、前年度より増加しました。

前年度は貯金の引き出しをほぼすることなくやりくりできましたが、令和4年度は台風が来て被害が出たため、例年以上に貯金の引き出しをしました。
一方、前年度に実施した防災無線の更新が完了し、令和4年度は銀行からの借り入れは減少しました。

まちづくり公社に出資

次に支出を見てみます。

令和4年度の支出合計は940万円で、前年度と比べ光熱水費などが増えています(飼料肥料価格高騰対策など)。
令和4年度の特徴的な支出が、兄弟に貸したお金が増えたこことで、これは、まちづくり公社への出資によるものです。 

光熱水費(物件費)が上がっていますが、台風災害からの復旧についての委託料が多くなったためです。
また、下水道会計について、企業会計に移行したことに伴い、子どもへの仕送り(他会計への繰り出し)が増えています。

一方で、医療費は国のコロナ対策事業の減により減少しました。
前年度は比較的余裕があり例年以上に貯金ができましたが、令和4年度は台風災害などもあり、あまり貯金ができませんでした。

貯金は増、借金は減

最後に、貯金と借金についてみてみます。

前年度は防災行政無線の買い替えのため、借金が増えたのですが、買い替えが終わり、令和4年度については、借金を減らすことができました。

また、貯金についても、わずかながら、増加することができました。

引き続き、節約を心がけ、限りあるお金を最大限有効に活用する取り組みが求められます。

ママこそ財政に関心を

いかがでしょうか。
とっつきにくい町の財政についても、少しは身近に感じることができたでしょうか。

基本的には家庭の家計と自治体の会計は同じです。
ぜひ、常日頃、財布の紐を握っているママこそ、自分が住んでいるまちの財政に関心を持っていただければと思います。

では、今回はこれで失礼します。

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