みなさん、こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
前回の記事で、町長が鉄道跡地公園化構想を保留とすると公表した旨をお伝えしました。
それと併せて、町長は、また別の構想について、公表しました。
それが、今回の記事である、中心市街地の整備についてです。
町長がどのようなことを公表したのか、また、議員からどのような質疑があったのかなど、まとめたいと思います。
新たに公表した中心市街地の整備
議会初日に、町長から、次のような発言がありました。
「本町では人口減少が進み、中心市街地も活気や賑わいが感じられないなどの意見を頂くことも多い。
また、中心市街地の公共施設は点在しており、児童生徒や高齢者には使用しにくい。
そこで、宮崎交通バスセンター付近が活気のある場所として再生できればとの思いがある。」
「イメージとしては、例えば図書館や子育て支援センターなどの行政機能を集約し、町内外の人が集まり、経済活性化にもつながり、交通ネットワークの構築に寄与するなど、様々なニーズに対応できる複合拠点施設を考えている」
すでに具体的な動きもあるよう
町長の発言はさらに、次のように続きました。
すでに、具体的な動きもしていたようです。
「令和5年8月から、若手職員有志により意見を出し合い、協議を重ねているところである。
中心市街地の整備について、すでに取り組み、成果を上げている自治体もあり、職員も研修に行っている。
先進地の事例は、民間事業者との詳細な協議が結果につながっていることなど確認できている。
民間事業者と連携して進める仕組みを含め、今後、検討したい。」
住民とともに検討を
中心市街地の整備について、工藤議員から質疑がありました。
Q バスセンターを中心に整備するとのことだが、具体的にどのような構想か。
A 宮交のバスセンター周辺に、バスセンターや、図書館、子育て支援センターも含めた複合施設ができないかと考えている。
子供からお年寄りまでがそこに集い、またバス、あるいは保護者の迎えを待っている中学生、高校生、こういった子供たちもその複合施設の中に入って、例えば勉強ができたり、あるいは本を読んだり、あるいは高齢者の皆さんがそこに集ってお話ができたり、そういった施設が中心市街地にできないものかということを今考えている。
また、高速道路が整備されている中において、例えば高速バスの拠点といった機能を持たせるといったことや、さらに道路を少し拡張するとか、交差点を改良するとか、そういったことも考えられる。
Q 盛り上がったイベントは民間の方々が実行委員長などをやっている。
職員だけにまかせず、地域住民も巻き込んで取り組んでは。
A 本格的な構想については、新年度から検討委員会を立ち上げたい。
もちろん地域住民の皆様の意見も反映できる委員の構成にしたい。
また、構想段階から、民間事業者と連携ができないかと考えている。
まとめ
中心市街地の整備については、令和6年度から、本格的な協議が始まるようです。
図書館や子育て支援センターも含めて考えているとのことですので、ぜひ、検討する委員会のなかに、そうした施設の関係者や、さらには利用者の方も入れていただきたいものです。
では、今回はこれで失礼します。