板倉てつお 公式ブログ

町独自の子育て支援 第一子への支援を拡充

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出典:議会だよりたかちほNo.122

こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。

3月の議会では、高千穂町独自の子育て支援の施策である子育て支援金において、第1子への支援の拡充が決まりました。

これまで複数の議員から、第1子への支援拡充の提言がありました。
今回は、子育て支援金について、現在までの流れをまとめたいと思います。

町独自の子育て支援金

高千穂町では、町独自の予算により、子育て支援金事業に取り組んでいます。
高千穂町に住所があり、児童を養育している世帯に対し、出生時、小学校入学時、中学校入学時の3回に渡り、子育て支援金を支給するものです。

以前は、第2子からが対象でしたが、令和元年度より、第1子からも対象となりました。

支援金の金額は、今回の改正前は
第1子 3万円
第2子 5万円
第3子 10万円
第4子以降については、プラス5万円が加算
となっていました。

歯止めのかからない少子化

こうした支援により、出生数の減少に歯止めをかけたかったわけですが、ご承知のとおりコロナ禍があり、そもそも若年層の人口減少が進んでいることから、出生数は減少傾向にあります。

具体的に出生数を見てみると
平成30年度 80人
令和元年度 53人
令和2年度 72人
令和3年度 62人
令和4年度 51人
令和5年度 51人
となっており、減少傾向は続いています。

また、以前にくらべ、一人っ子の家庭も増えているように感じます。

そうしたことから、以前より、議会では「第1子への子育て支援金を拡充するべきでは」という提言が数多く出ていました。

第1子への子育て支援金を拡充

そうした議会からの提言が功を奏したのか、令和6年3月の議会で、子育て支援金において、第1子への子育て支援金の支給金額を、3万円から5万円に拡充する条例改正が議会に提案され、可決しました。

今回の改正後の支援金の金額は
第1子 5万円(増額)
第2子 5万円(変わらず)
第3子 10万円 (変わらず)
第4子以降については、プラス5万円が加算 (変わらず)
となります。

なお、この増額の改正により、あくまで試算ですが、子育て支援金事業の総額が、176万円ほど町の支出が増えることになるとのことです。

個人的には第1子から10万円くらいの支援はしたいところですが、現在の高千穂町の財政状況をみてみると、貯金にあたる基金を取り崩してなんとかやりくりしているのが実情ですので、そうもいきません。

厳しい財政状況のなか、町長はじめ町執行部が議会の提言を真剣に受けとめ、検討してくれた結果、今回の改正となったのだと思います。

私も子育て中ですが、子育てには何かとお金がかかります。
また、近年の物価高もあります。
今回の増額で、少しでも子育てにおける経済的負担の軽減となればと思います。

では、今回はこれで失礼します。

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