板倉てつお 公式ブログ

国保税均等割 3800円値上げ

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出典:議会だよりたかちほNo.123

みなさん、こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。

3月議会では、介護保険料の値上げがありました。
そして、6月議会では、国民健康保険料の保険料のうち、均等割の部分が増額となりました。

今回の記事では、なぜ国保の改正が行われたのかについて、まとめたいと思います。

宮崎県内での賦課方式の統一を目指す

国民健康保険の保険者は都道府県と市町村です。
市町村は県が定める標準保険料(税)率を参考に、保険料(税)率を決定します。

さらに言えば、国保の保険料(税)率を決める方法が、2方式(所得割、被保険者均等割)、3方式(2方式+世帯別平等割)、4方式(3方式+資産割)とあります。

ちなみに、高千穂町は4方式です。

そのため、市町村ごとで国保の保険料(税)率は異なるのが実情です。

しかし、国の方針として、都道府県ごとで統一することを目指しています。
宮崎県においては、令和9年までに、3方式に統一することとなっています。

資産割を段階的にゼロに、均等割を増額

高千穂町の現在の賦課方式は4方式です。
これを、令和9年度までに、資産割を段階的に引き下げ最終的にはゼロにし、3方式に移行します。

とはいえ、国保を運営するための財源は変わらず必要になります。
変わらずというか、むしろ、一人当たりの医療費は年々増加傾向にあるため、より多くの財源が必要になってきています。

そのため、資産割を引き下げた分を、均等割を上げることで調整します。
具体的には、令和6年度の国保の保険料のうち、均等割については、3800円、上がることとなりました。

土地、建物を多く所有されている方であれば、資産割が下がることで、保険料が下がるという方もおられるかもしれませんが、多くの場合で、保険料が上がることになります。

保険料の上昇を抑えるために基金を活用

保険料が上がることは、当然、一般の住民にとっては、負担増となります。
町としては、できるかぎり住民の皆様の負担を抑えたいとの考えで、約1億5000万円ある基金のうち、約1600万円を取り崩す予定です。

しかし、国保の基金は、かつて高齢者が比較的少なく、病院にかかる人が少なかった時代の貯えであり、今後は増えることはないでしょう。

実際に、令和5年度においても、医療費が想定以上に増えたことから、約300万円を取り崩しています。

私たちにできること

物価が高騰している中に、国保の保険料が上がるることは、私たちにとって大きな負担となります。
できることなら保険料の上昇を抑えたいところですが、私たちは何ができるのでしょうか。

私が思うに、日々、健康的な生活を送り、定期健診を受診し、体の異常を早期に発見し、重症化させないことだと思います。

健康であれば、好きなものを食べられますし、趣味や旅行も楽しめます。
病院にもかからないので、医療費の負担は軽いですし、そうなれば高千穂町の国保財政にもゆとりができるので、保険料の上昇は抑えられるというわけです。

やはり、健康第一ですね。

では、今回はこれで失礼します。

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