こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
12月17日、18日の2日間で、一般質問が行われます。
私は全体の4番目ですので、17日の14:00頃から登壇予定です。
今回は「幼保小中高連携推進」と「ファミリーサポート」の2つのテーマで質問をします。その中から、メインとなる3つの論点を解説したいと思います。
論点1 幼保小中高連携推進
現在、高千穂高校の魅力向上の取り組みの中で、西臼杵郡の中学校と高千穂高校の連携が様々な分野で図られています。
例えば、中学3年生を対象に、夏休み・冬休みの間に開講する民間塾の特別講座に、高校生がヤングティーチャーとして参加したり、高校主催の上級学校出前講座に高校生に混ざって中学 3 年生も参加したり、部活動において弓道部や剣道部、バレー部が合同で練習をしたり、といった具合です。
これらの取り組みをさらに進めるとともに、中高だけでなく、小中、さらには幼保小の連携を推進することで、幼保小中高の各段階の学びを繋ぎ、子どもたちの成長段階に応じた支援を行うことで、より豊かな学びを実現できるようになると思います。
先進的な事例として、山形県小国町では、保育園から高校までの 15 年間の連続性、系統性を重視した保小中高一貫教育に取り組んでいます。
具体的には英語教育を核に取り組んでいるようで、就学前から英語に触れ、高校生のときには海外への修学旅行や留学などにも取り組んでいるようです。
何を核として、幼保小中高一貫教育に取り組むのかは別の議論が必要になりますが、一貫教育に取り組むことで、各段階の学びが途切れることなく、子ども達の学びの質を向上させることができると思います。
論点2 連携型中高一貫校
幼保小中高連携の一環として、連携型中高一貫校に取り組むべきだと考えています。
現在の大学入試は、学力試験だけでなく、推薦入試やAO入試など、人物評価や社会貢献意識、コミュニケーション能力が重視される試験が増えています。
こうした入試に対応するには、高校の3年間だけでなく、中高の6年間における地域での学習に力を入れることが、生徒たちの進路選択において、強みとなるはずです。
なお、連携型中高一貫校は、あくまで中学校と高校は、別の学校です。
中学校と高校が同じ敷地でなくとも、連携型中高一貫校は実現できます。
論点3 ファミリーサポートの補助制度
ファミリーサポート事業は、子育てについて援助を受けたい人と援助を行いたい人が、地域で相互援助を行うもので、本町の場合、両者のマッチングを町社協がしています。
本町におけるファミリーサポートの利用は少なく、年間に1~2件にとどまっています。
一方、宮崎市などを対象とするファミリーサポートセンターみやざきでは、年間の利用が令和5年度で12000件を超えているそうです。
ファミリーサポートセンターみやざきにおける実績を後押ししているのが、ファミリーサポート利用者の負担軽減の施策です。
具体的には、1時間あたり800円の利用料金のうち、世帯の状況により、400円から700円の補助を、行政がしているのです。
一方、本町の場合、そうした補助の制度がなく、利用者が全額を負担することになります。
本町が子育てをしやすいまちになるためにも、ファミリーサポートの利用に対する補助制度を整備する必要があると思います。
ぜひ、傍聴席に
最後にもう一度宣伝です。
私の登壇は、12月17日の14:00頃からです。
ご都合のつく方は、ぜひ傍聴にお越しください。
役場に来る時間がなければ、テレビたかちほによる議会中継をご覧ください。
また、質問内容の詳細は、下記でご覧いただけます。
<関連リンク>
令和6年第4回高千穂町議会定例会 一般質問通告内容集約書
では、今回はこれで失礼します。