
こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
3月17日、18日の2日間で、一般質問が行われます。
私は全体の6番目で、18日の14:00頃から登壇予定です。
今回は「ごみの削減」について質問をします。
質問内容の論点を解説したいと思います。
論点1 ごみ削減についての発信を
私たちが生活する上で、必ずごみが出ます。
行政がごみを回収し処理するわけですが、当然ながら、処理するためのコストがかかっています。
令和5年度のデータですが、高千穂町の1年間の一般廃棄物の排出量は3330トン。
1人1日あたり約838gです。
そして、その処理に、1億4264万円がかかっています。
年間の予算が90億円程度で、厳しい財政状況が続く高千穂町にとって、決して小さくない負担です。
ごみが出るのは仕方がないし、その処理にお金がかかるのも仕方がない。
確かにそうですが、私たちにできることは、ないのでしょうか。
いいえ、あります。
1人1人がごみを出す量が減れば、ごみ処理の費用も抑えることができます。
実際に、京都市はごみの削減に取り組み、ごみの量の半減に成功し、ごみ処理費も大きく下げることができています。
ちなみに、京都市の1人1日あたりのごみの量は757.3gだそうです。
こうした高千穂町の現状や、ごみの減量についての発信を、する必要があると考えています。
ごみを減らすことができれば、ごみ処理費の増加を抑えられるだけでなく、ごみの焼却処分時の二酸化炭素の排出も抑えられますし、自然との共生を評価されたユネスコエコパークのブランド価値をさらに高めることができると思います。
論点2 生ごみ処理機に助成金を
では、具体的に、どのようなアプローチでごみの減量に取り組めばいいのでしょう。
現在の西臼杵3町の状況として、一般廃棄物の約80%は燃やすごみだそうです。
そして、一般的に燃やすごみの40%は生ごみであり、生ごみの約80%は水分です。
計算上は、一般廃棄物の25%程は水ということになります。
ごみの減量に取り組みには、生ごみの水分をいかに削減するかが、効果的なアプローチといえそうです。
生ごみの水切りを徹底するということは大前提として、それ以上に生ごみの水分を減らすには、家庭におけるコンポスト容器や、生ごみ処理機の活用が効果的です。
そのため、自治体によっては、生ごみ処理機を導入するにあたり、助成金を出すところもあります。
私が調べた限りですが、宮崎県内では、宮崎市や延岡市、五ケ瀬町、椎葉村など9市町村が、そうした制度があるようです。
本町でも、そうした助成金制度を整備し、普及を図るべきだと考えています。
論点3 学校においても取り組みを
そして、学校における環境教育も大切だと考えています。
子どもたちが環境問題に対して正しい知識を持ち、具体的な行動に移すことができれば、ごみ削減において、大きな成果を上げることができると思います。
給食からでる生ごみでコンポストを作る体験をしたり、ごみの減量を訴えるポスターを制作したり、防災無線でごみの減量を呼びかけるということも、大人を動かす原動力になると思います。
こども達には、ぜひ、そうした活動にも取り組んでいただきたいと思います。
ぜひ、傍聴席に
最後にもう一度宣伝です。
私の登壇は、3月18日の14:00頃からです。
ご都合のつく方は、ぜひ傍聴にお越しください。
役場に来る時間がなければ、テレビたかちほによる議会中継をご覧ください。
また、質問内容の詳細は、下記でご覧いただけます。
<関連リンク>
令和7年第1回高千穂町議会定例会 一般質問通告内容集約書
では、今回はこれで失礼します。