
こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
12月16日、17日の2日間で、一般質問が行われます。
私は全体の5番目で、16日の15:20頃から登壇予定です。
今回は「ふるさと納税」と「次期町長選」について質問をします。
質問内容の主な論点を解説したいと思います。
論点1 ふるさと納税案内ページを見直しては
ふるさと納税については、毎年のように制度改正が行われています。
今年の大きな改正ポイントは、各ポータルサイトにおけるポイントの付与がNGとなったことです。
そのため、今後の傾向としては、返礼品やポイント欲しさではなく、「この自治体を応援したい」という思いを動機とした寄付が増えることが見込まれます。
では、「高千穂町にふるさと納税の寄付をしてみようか」と思ってくれた人がいたとします。
でもその人は、高千穂町について詳しくなく、「どんな返礼品があるのか」、そして、「ふるさと納税の寄付金を使って、どんなことに取り組んでいるのか」知りません。
その人が、どのような行動をするのかを考えてみましょう。
今の時代、ふるさと納税のほとんどは、ネット経由です。
ですので、まずは、「高千穂町」「ふるさと納税」というキーワードで検索をするでしょう。
その場合、広告を除けば、本町のふるさと納税を案内している町公式ホームページが検索結果の上位に表示されるはずです。
こちらのページですね。↓
ふるさと納税/高千穂町
その人は、このページを見て、高千穂町にどんな返礼品があるのか、どんなことに取り組んでいるのか、わかってくれたでしょうか。
残念ながら、わからないはずです。
そうした情報がないわけではないですが、さらに別ページにいかないと、そうした情報が掲載されていません。
一般的に、インターネットの利用者は、1クリックごとに30~50%離脱すると言われています。
そのため、私は、どんな返礼品があるのか、どんな取り組みをしているのかなどの情報を、1つのページの中に納めた方がよいと考えます。
宮崎県内では、串間市のふるさと納税案内ページが、そのようなつくりになっています。
本町も、そうした事例にならい、町公式ホームページのふるさと納税案内ページを見直す必要があると思います。
論点2 ガバメントクラウドファンドに取り組んでは
ポイントの付与がなくなり、今後は、「この自治体を応援したい」という思いを動機とした寄付が増えることが見込まれることは、先に述べたとおりです。
さらに言えば、寄付する人は、「この自治体のこの取り組みを応援したい」という思いによる寄付が増えることが期待されており、具体的には、ガバメントクラウドファンドが増えるのではないかと思われます。
一般のふるさと納税は、自治体を選んで寄付をするわけですが、ガバメントクラウドファンドは、自治体の特定の事業について寄付をする仕組みです。
本町はこれまでガバメントクラウドファンドに取り組んだ実績はありません。
積極的に取り組んでいただきたいと思います。
論点3 投票率向上の努力を
一転して、次期町長選に向けた取り組みについてです。
本町の投票率は減少傾向にあります。
来年には町長選があると見込まれますが、投票率向上に向けた取り組みが求められます。
若い世代ほど投票率が低い現状があることから、小中高校生への主権者教育の取り組みが求められます。
また、誰に投票すればいいかわからない、ということもあるようですが、すべての候補者の政策を比較できる選挙公報を発行するのも、有効な方法と思います。
そして、期日前投票の割合が増えていることから期日前投票所を増設することも有効だと思います。
他にも、子どもの頃に親と投票に行ったことがある人ほど、大人になってからも投票に行く傾向があることから、子連れで投票に行けば、お菓子やおもちゃをプレゼントする取り組みや、魅力的な投票証明書を発行することもよいと思います。
とにかく、選挙は住民の意思を反映させる民主主義の基盤です。
当面は、来年の町長選に向け、さまざまな取り組みにより、投票率の向上を目指す必要があると考えます。
ぜひ、傍聴席に
最後にもう一度宣伝です。
私の登壇は、12月16日の15:20頃からです。
ご都合のつく方は、ぜひ傍聴にお越しください。
役場に来る時間がなければ、テレビたかちほによる議会中継をご覧ください。
また、質問内容の詳細は、下記でご覧いただけます。
<関連リンク>
令和7年第4回高千穂町議会定例会 一般質問通告内容集約書
では、今回はこれで失礼します。
