こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
宮崎県内のダブル市長選挙(宮崎市、延岡市)。
明日(1月28日)がいよいよ投票日ですね。
どの候補も最後の瞬間まで、政策の訴えを頑張ってほしいと思います。
そして、選挙が終わったらお互いの候補者を称えあい、ノーサイド。
当選したものは市長として、及ばなかった候補者はこれまで通り1人の市民として、自分が暮らすまちをよりよくするために、頑張ってほしいと思います。
さて、この選挙。
私からしたら、うらやましいなぁと思うことがあります。
何かというと、「選挙公報」という制度です。
選挙公報とは選挙に際して立候補した全ての候補者の氏名や政見などを記載した文書で、公費で有権者に配布されるものです。
ただし、国政選挙と都道府県知事選挙においては、公職選挙法により発行が義務付けられているものの、その他の地方選挙では、それぞれの自治体の任意とされているため、自治体により実施状況は様々です。
宮崎県内においては、9市がすべて発行しているものの、町村では、綾町のみが発行しておりまして、高千穂町は町長選、町議選ともに発行しておりません。
百聞は一見にしかず。
見てみましょう。
こちらが延岡市長選挙の選挙公報です。
(延岡市のホームページより引用:引用元)
そしてこちらが、宮崎市町選挙の選挙公報です。
(宮崎市のホームページより引用:引用元)
これがどれだけうらやましいことかというと、私が選挙の時に体験したことをお伝えすると、こうです。
昨年(2017年)の高千穂町議会選挙の際、まったく無名でした。
もちろん選挙のノウハウなんてありません。
まずは私の名前とどんな考えをもっているのかを知ってもらいたく、リーフレットをつくって配ろうと思っていました。
ですが、、、。
(選挙管理委員会)「告示前のリーフレットの配布は公職選挙法で禁止されている事前運動とみなされる可能性があるのでやめてください。また、選挙期間中の文書図画の領布は、郵便はがき(町村の場合800枚)のみ認められていますが、それ以外は認められていません」
えぇっ!
じゃあ、どうしろと、、、。
選挙って、それぞれの候補者の政策を比較検討したうえで投票するものなんじゃないの?
こんな状態で公正な選挙ができるのか、と思いました。
ですが、宮崎市や延岡市のように、選挙公報の制度があれば、立候補しているすべての候補者の名前と政策を、平等に比較検討することができます。
選挙公報のない中で、選挙をした私としては、非常にうらやましいかぎりです。
そんな思いから、時系列としては逆になりますが、2017年12月の高千穂町議会の本会議の際、選挙公報の発行について、一般質問をさせていただきました。
今月発行の議会報にも載っていますので、読んでくださいね。
(引用元:高千穂町議会だより「たかちほ」No.97)
最後に、延岡市、宮崎市の皆さん。
明日は必ず投票に行きましょうね~。
それでは、今回はこれで失礼します。