こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
平成30年第1回議会は残すところ、最終日の3月16日(金)のみとなりました。
今回の議会の一番の目玉は、平成30年度の予算案です。
最終日には採決がとられますが、間違いなく可決します。
というのも、予算案は審査項目が非常に多岐にわたるため、本会議とは別に「一般会計予算審査特別委員会」という会をつくり、農林振興課や企画観光課など、各課ごとに審査をしてきました。
今日(3月14日)は、委員会の最終日だったのですが、これまで審査してきて、最終的に賛成か反対かの決を、委員会内でとったのですが、全員賛成となりました。
ちなみに、予算審査で否決になることはほとんどありません。
否決になったら、とても大きなニュースになるでしょう。
そもそも、行政は何事も議会の承認なくしてできません。
もし、否決となると、行政サービスが基本的に止まってしまいます。
町の行政を円滑に進めるという意味でも、大きな問題がある場合を除き、予算案は可決されることがほとんどだと思います。
ですが、まったく無条件で賛成というわけではなく、「〇〇をするように」とか「◇◇について努力するように」といった、委員会としての意見を付け加えたうえで賛成しています。
これを、「付帯意見(ふたいいけん)」といいます。
特に法的な拘束力はありませんが、住民を代表する議会の意見ですので、行政としても無視することはできません。
では、具体的にどのような付帯意見があるのか、一部を紹介します。
■建設課
年間を通した工事発注の平準化を継続しておこない、業者の閑散期が短縮される様に務めること。
■農林振興課
新たな補助事業や、周知不足の事業については町民へ確実に周知徹底すること
■財政課
ふるさと納税の返礼品の選定については、地元産品を平等に町内の業者から発注すること
■企画観光課
ホームページのリニューアルについては、町民や関係機関の意見を聴取し製作すること
■福祉保健課
天岩戸保育園の建設に当たっては、園児の安全面や環境を十分に配慮すること
■ときわ園
ときわ園の民間移行にあたっては入所者にとまどいのないように事業をすすめること
■保健福祉総合センター
予防医療と健康増進事業に努力し各種検診の受診率をアップさせること
これは、付帯意見のごく一部ですが、このように、予算案には賛成なんだけど、ここをきちんとやってねという意見を付け加えたうえで賛成ということです。
議会の最終日には、委員会での審査の経過や、こうした付帯意見が、委員長より報告されます。
ぜひ、お時間のある方は、傍聴におこし下さい。
◎平成30年第1回議会 最終日
3月16日(金) 13:30~