板倉てつお 公式ブログ

皆様と政治をつなぎます。 その心は?

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みなさん、こんにちは。
元高千穂町地域おこし協力隊の板倉哲男です。

先日、私の考えをまとめたリーフレットをつくったとお伝えしました。
私としては、広く、私の考えを知っていただきたかったので、全戸へポスティングをしようと思っていました。

ですが、選挙管理委員会から、「この時期の配布は公職選挙法で禁止されている事前運動とみなされる恐れがあるので、信頼できる人のみに限って配布してください」とのことを指摘されたため、思うように配れていません。

欲しいという方、友人にも読ませたいという方がおられましたら、ぜひ、ご連絡いただければと思います。

ところで、リーフレットの表紙に書いているのが、「皆様と政治をつなぎます」というメッセージです。
これはどういった意味なのかを、改めて、ご説明したいと思います。

皆さんは、政治についてどれほど知っているでしょうか?
おそらく、ほとんど知らない、という人が多いのではないでしょうか?

正直、私も以前はまったく知りませんでしたし、興味がありませんでした。
誰がやっても一緒だと思っていましたし、自分の1票で何も変わらないと思っていました。

ですが、いろいろな人の本や話を聞くうちに、考えが変わっていきました。
とくに、財政破綻した夕張市の事例を学べば学ぶほど、これまでの自分の考え方が誤りだったことを知りました。

ご存知のことと思いますが、北海道の夕張市は、日本で唯一、財政破綻した自治体です。
現在、夕張市は借金を返すことを第一とした予算が組まれており、その結果、日本一高い住民負担、である一方、全国最低レベルの行政サービスと揶揄される状態となっています。

では、今の夕張の事態を引き起こした責任者は誰になるのでしょうか?
歴代の市長でしょうか?
あるいは、議員でしょうか?

もちろん、市の予算を組んで執行していた市長には大きな責任があることは言うまでもありません。
そして、その行政のチェック機能である議会がブレーキをかけることができなかったことにも責任の一端があります。

ですが、思い出してください。
今の日本は、民主主義の世の中で、独裁者はいません。
とくに地方自治体の場合、その長も、議会を構成する議員も、両方とも、有権者である住民が直接選挙で選ぶことができる二元代表制です。

だとすれば、夕張市の財政破綻の責任の一端は、住民にもあったと私は思います。
政治について無関心な住民が、行政や議会が機能していないことに気か付かなかったのです。

もし、自分が住んでいるまちが、「財政破綻したので、これから行政サービスやめます、だけど、税金は上げます」と言ったらどうします?

「聞いてないよ~」といっても、後の祭り。
住み慣れたまちを去るか、あるいは、政治について無関心だった責任を背負い、生きていくかです。

夕張の事例は、とてもいい反面教師だと思います。
ここから学ぶことは、まちの政治に関心を持ち、行政や議会がきちんと機能しているかどうか、有権者として常に見ておく必要があるということです。

住民と政治がつながる世の中であれば、夕張のような事態にはなっていなかったでしょう。
ひとつでも多くの自治体で、住民と政治がつながりますように願っていますし、私個人としては、つながる活動をしたいと思っています。

 

それでは、今日はこれで失礼します。

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