板倉てつお 公式ブログ

議会報告会のご報告 2018

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こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。

今回は、議会報告会についての報告をしたいと思います。

 

参加人数は微増

昨年(平成29年)の議会報告会の参加者は、127名。
今年(平成30年)は、133名。
わずかばかり増えました。

とはいえ、初めて議会報告会を開催した平成21年の時は、256名もの参加があったそうです。
それに比べたら、まだまだです。

より多くの人に関心をもっていただき、参加していただくにはどんな取り組みをしたらよいのか。

各回とも平日の夜に開催したのですが、昼間の方がよいとか、土日など休日がよいとか、あるいは、こんな内容の議会報告会なら参加してみたいとか、意見がありましたらおきかせいただけると助かります。

 

 

質疑応答まとめ

参加者からの質問や町に対する要望など、質疑応答について主なものを簡単にまとめます。

(※正式な議事録ではありません。発言内容を省略したり、よりわかりやすい別の表現に変更したりしています。その点、ご了承ください。)

 

Q.ふるさと納税の返礼品について高千穂牛だけだと量が不足してしまうので、宮崎牛も返礼品として扱えばよいのではないか?
A.宮崎牛を返礼品として扱うことは、制度上は可能である。
(但し、最終的には執行部の判断となる。)

 

Q.ふるさと納税はまだまだ伸びしろがあるのではないか?
A.高千穂はふるさと納税担当者が2名のみだが、他の自治体では10名以上もいるところがある。議会としても伸びしろはあると考えており、体制の見直しを執行部に要望している。

 

Q.飯野高校は市から支援を受けている。高千穂町も高校存続のために、覚悟が必要では。
A.県にいろいろと要望しており、また連携について協議している。寮については、寮に行くまでの道路の幅員が狭いという問題があり、これについては町で対応するよう執行部に要望していく。

 

Q.医師の確保のために、町として医者を育てる必要があるのではないか?
A.現在、医学部と薬学部の奨学金制度をつくっている。一定期間、町内で働けば返還は免除するという制度で、町として後押ししている。

 

Q.温泉の赤字解消のために、どのような取り組みをしているのか?
A.議会も執行部も改善を図りたいと思っているものの実を結んでいない。観光施設としてとらえるか、健康増進施設としてとらえるかといった議論もある。

 

Q.温泉を黒字にするには、一つを閉鎖し、別の用途で使用するのがよいと思う。
A.議会としても二つを一つにしてはという要望をしたことがあるが、最終的には首長の判断である。

 

Q.岩戸中学校跡地に福祉施設をつくる計画があったが、いつの間にか消えてしまった。なぜか?
A.福祉施設の案が完全に消えたわけではない。ただ、今から高齢者の福祉施設をつくっても、高齢者の人口が減少していき、成り立たなくなるという意見があり、保育園のみを建てようということになった。

 

Q.出張所が老朽化している。改修してほしい。
A.以前も執行部に要望したが、再度要望する。

 

参加者の方からいただいた意見や要望は、議長より執行部に伝えさせていただきます。
ありがとうございました。

 

自治が問われる時代

地方創生という言葉が、普通に使われるほどに普及しました。
それほど、現在の日本にとって、地方が活性化するかどうかが、日本全体の将来を大きく左右するということだと思います。

ただ、日本のいろいろな地方に目を向けてみると、状況が多種多様であることがわかります。

消滅の危機にまさに瀕している地方もあれば、地方にありながら、非常に活気のある地方もあります。

この違いは何なのか。

私は、行政、議会を含めた、全ての住民の自治意識の違いだと思っています。
国や県に頼りきりになるのではなく、自分たちで自分が住んでいるまちの未来を決める。
自分が住んでいるまちのことについて、他人事ではなく自分事として考え、行動する。
こうした意識が強ければ強いほど、こうした意識を持つ人が多ければ多いほど、活気のある地方になると思います。

そして、議会は、自治の主要な舞台の一つです。
より多くの人が議会に興味を持ってくれると嬉しく思います。

私個人としては、こうしたブログの発信を続けていきたいと思います。
では、今回はこれで失礼します。

 

 

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