板倉てつお 公式ブログ

町の財政を家庭の家計に例えてみると

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。

前回の投稿で、各会計の歳入、歳出についてまとめました。
いろいろある会計の中でも、最も時間をかけて審査するのが、「一般会計」です。
今回は、その一般会計について、詳しく見ていきたいと思います。

 

一般会計の歳入と歳出

歳入の中身はこのようになっています。

 

一方歳出の中身です。
歳出については、「目的別分類」と「性質的分類」2種類のまとめ方があります。

それぞれ、次のようになっています。

<目的別分類>

<性質別分類>

 

高千穂の財政を家計に例える

自治体の歳入、歳出は、億単位になることがほとんどです。
ただ、普通の生活において、億の単位のお金のやりとりをあまりすることはありません。

政治に興味をもてない要因の一つとして、出てくる数字が日常生活とかけはなれているから、というのはあるように思います。

そこで、より実感をもってもらうために、いろいろな自治体がしているのが、「財政を家計にたとえる」という手法です。
では、高千穂町の財政の金額から1/1000にして、また、それぞれの項目についてもわかりやすい例えに変更したものをご覧ください。

まずは収入(歳入)です。

 

年収が860万円もあって、うらやましいかぎりですが、そのうち581万円が親からの仕送りです。
本業の稼ぎが104万円で副業が29万。
もうちょっと頑張らないといけないですね、、、。

 

次に支出(歳出)です。

食費に医療費、ローン返済など、必要不可欠な支出が多いですね。
また、近所づきあいも多いようで、各種会費の出費も比較的大きいです。
そして、なんとかやりくりして、子供にも仕送りをしています。
貯金にまわす余裕があまりないようです。

 

次に、貯金(基金)とローン(町債)残高を見てみます。

まず、貯金をみてみます。
高千穂家の年齢がわかりませんが、私と同じ40代とすると、40代の貯金の中央値は200万程とのことなので、254万円も貯金しているのは、頑張っていますね。

 

次に、ローンをみてみます。
一般家庭でも、土地や家の購入のために数千万の借金をすることがありますが、それを考えると、661万円というローン残高はそこまで大きな額ではないように感じますね。

 

ママこそ財政に関心を

少しは町の財政について、身近に感じていただけたでしょうか?

今の時代、自治体も財政破綻するような時代です。
それにより不利益をこうむるのは私たち住民です。
逆に、自治体経営が健全であればあるほど、私たち住民は充実した行政サービスを受けることができます。

ぜひ、日ごろ財布の紐を握っているママにこそ、財政に関心を持っていただきたいと思います。

今回はこれで失礼します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*