こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
議会後半戦の目玉は、明日、6月18日一般質問。
今回も私は登壇しますので、ご都合がよければ、ぜひ、傍聴におこし下さい。
人口ビジョンとは目指す人口
今回、「高千穂町人口ビジョンと総合戦略について」というテーマで一般質問をします。
まず、「ビジョン」とは何かいうと、「ありたい姿」です。
「高千穂町人口ビジョン」とは、高千穂町の人口が将来どうありたいのかを明文化したものです。
高千穂町人口ビジョンに書かれている目標は4つ。
・2030年に1万人程度を維持
・2040年に合計特殊出生率2.3
・2040年に若年層の人口流出を2010年比30%抑制
・2040年にUIJターンによる転入数が年間50人
高千穂町の人口ビジョンは平成28年(2016年)に策定されました。
これは定期的に見直すことになっており、今年度が見直しの年となっています。
<関連リンク>
高千穂町人口ビジョン
総合戦略とは、ビジョンを達成するための道しるべ
「総合戦略」とは何かというと、人口ビジョンとセットで同時期につくられたもので、ありたい姿であるビジョンをどのように達成するのかを明文化したものです。
雇用の創出、移住の促進など、さまざまな分野における施策の方向性を示しています。
今年度、この総合戦略についても見直すこととなっています。
<関連リンク>
高千穂町まち・ひと・しごと創生総合戦略
あまり認知されていないのでは?
人口ビジョンも総合戦略も、高千穂町にとってとても重要なもので、町を上げて、ビジョンの実現を目指し、戦略の施策をひとつずつ実行すべきものなのですが、そもそも知っていました?
私事ですが、以前、役場内で仕事をさせていただいていましたが、人口ビジョンや総合戦略について、再確認したり、学ぶ機会がなかったように思います。
(※あくまで個人の感想です)
人口ビジョンの目標を達成できるかどうかは、高千穂町の未来を大きく左右する最重要事項なのですが、正直、私は今年度に見直しをするということで、初めてじっくりと目を通しました。
人口ビジョンと総合戦略は、策定時に町公報で簡単に掲載していますので、そういえば、そんなのあったな~というくらいで、町民の皆様にとってもあまりなじみはないのではないかなと思います。
こんなことでは、町をあげて実現を目指さなければならない人口ビジョンの達成なんて夢のまた夢。
どうすれば、人口ビジョンを多くの人にとってなじみのあるものにできるのかが、今回の私の一般質問の一番の論点です。
提案したい地区別の人口ビジョン
そこで私が提案したいのは、地区別の人口ビジョンの策定です。
前回つくった人口ビジョンは、高千穂町全体の人口がこのままいけば今後どのように減少するのかを示し、それに対して、人口減少対策を実施することで、どの程度の人口を目指すのかが明文化されています。
しかし、なかなか高千穂町全体の数字をみても、いまいち、実感がわきにくいのではないかと思います。
なぜなら、人間の基本的な生活圏は、高千穂町という自治体よりも狭い、小学校区や公民館区だからです。
そのため、より身近な生活圏である地区別の人口ビジョンをつくり、その地区の住民とともにつくるべきだと思うのです。
公民館ごとの人口予測をしてみた
まずは、このままいけば、高千穂町の人口がどのくらい減少するのか。
結構減りますね。
では、公民館ごとにみてみるとどうなるか。
ちなみに、上の表の一番右の列が何かというと、人口を安定させるためには、何人の定住増加が必要なのかを試算した結果です。
例えば、町区では、16.1となっていますが、毎年16人定住増加すれば、町区の人口は安定するということです。
どうでしょう?
高千穂町全体で見るより、こちらの方が、実感をもてませんか?
ぜひ傍聴に
質問の通告書はこちらです。
お時間がありましたら、ぜひ読んでみてください。
また、お時間がありましたら、ぜひ傍聴におこし下さい。
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高千穂町議会 傍聴の手引き