こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
前回の9月議会で一般質問をした内容についての答弁をまとめたいと思います。
論点のおさらい
まずは論点のおさらいです。
主な論点は下記の2つです。
<論点1>
パブリックコメントの制度化
<論点2>
新型コロナなどの感染症に対応した避難所運営マニュアルの作成
詳細は、下記の以前のブログをご覧ください。
<関連記事>
一般質問で政策提言 パブコメを制度化せよ
答弁1 制度化を約束する
1つ目の論点は、パブリックコメントを制度化するべきでは、というものです。
この件についてのやりとりを、簡単にまとめます。
Q.全国の自治体の58%はパブリックコメントを条例や要綱などで制度化している。
一方、高千穂町では制度化されていないため、担当者の任意によって行われている。
本町においても、パブリックコメントを制度化するべきでは?
A.制度化に向けて検討したい。
Q.制度化するには、特に予算は必要なく、町長がつくると決めるか決めないか、だと思う。
町長のお考えは?
A.第6次高千穂町長期総合計画、また地方創生に関する総合戦略、人口ビジョン等も策定をしている途中である。
それに間に合わせるよう要項を設置することをお約束したい。
ということで、パブリックコメントの制度化については、町長の力強い答弁がありました。
一般質問でこれまで様々な提言をしてきましたが、たいていは、「検討する」で止まっていました。
しかし今回は、「約束する」という、非常に前向きな答弁をもらいました。
毎回、こうした答弁だといいんですけどね~(笑)。
答弁の中にもありましたが、現在、高千穂町の今後を大きく左右するであろう重要な計画が策定されている最中です。
これらの計画についてパブリックコメントの募集があった際は、ぜひ、多くの方にご自身の考えを町に届けてほしいと思います。
答弁2 避難所に応じて対応を考えたい
2つめの論点は、新型コロナウイルスなど感染症に対応した避難所運営マニュアルが必要では、というものです。
この件についてのやりとりを、簡単にまとめます。
Q.指定避難所の開設数や収容人数を感染症対策に対応したものに改める必要があると思うが。
A.避難所開設数については、災害の規模や種類、長期避難者の発生状況などを踏まえ対応する。
収容人数については、通常の収容人数をベースとして、臨機応変に運用していきたい。
Q.避難所運営を町職員がしているが、住民主体でできないか。
A.各地の公民館も避難所として活用されているところもある。さらにうまく運営できるよう町として呼びかけていきたい。
Q.避難所の運営訓練を定期的に実施しては。
A.避難するまでの訓練はしているが、避難所運営の訓練はしていないため、今後、検討したい。
Q.避難所ごとで、当然、建物の間取りが異なる。そのため、避難所ごとに、どこに何を配置するのかのレイアウトを、あらかじめ定めたマニュアルを作成しては。
A.避難所のレイアウトを考えておくことは必要かなと思う。
しかし、公民館については、地域の方が普段から活用方法を把握しているので、改めて避難所としてのレイアウトを設定する必要はないかと思う。
というわけで、こちらもまずまず手ごたえのある答弁でした。
議員って本当に何の権限もなく、こうした提言しかできないのですが、それが一つでも実現できたらうれしいですね。
では、今回はこれで失礼します。