こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
今回は、前回の12月議会で可決した、高校魅力化調査委託事業について、まとめたいと思います。
高校魅力化調査委託事業 78万円
ここ数年、高千穂高校の生徒数が減少していることはご存知のことと思います。
このまま減少が続けば廃校になるのではないかと懸念されています。
高千穂高校は西臼杵地域で唯一の高校であるため、もし廃校となれば、高校進学とともに、すべての子どもが高千穂町を離れることになります。
そうなると、人口減少がさらに加速しますし、子どもを外に出すための経済的負担も増えることになります。
そうした事態にならないように、高千穂高校がより魅力ある高校になり、多くの生徒が進学を希望するように、町として何かできないかと、以前から協議されてきました。
その第一歩が、今回の高校魅力化調査委託事業です。
公設塾設置の可能性を調査
具体的な動きとしては、公設塾の設置の可能性を調査します。
公設塾とは、民間資本ではなく自治体がお金を出し、学習塾を運営するというものです。
こうした取り組みは、島根県の離島の海士町や、大分県の玖珠町などで取り組まれています。
今回可決した予算で、公設塾を町民の皆様に知っていただくための宣伝や、公設塾のオープンスクールを開催し、実際に子どもたちに体験していただくことを予定しています。
ですので、正式に公設塾の設置が決まったわけではありませんが、大きな1歩だと思っています。
課題は通年設置した際の財源
この事業について、質疑がありました。
Q.公設塾を実際に1年間運営するとなれば、どのくらいの予算が必要になるのか。
A.講師3人に来てもらうとして、1人の人件費がおよそ1000万円かかるため、この場合、3000万円ということになる。
Q.財源確保の一環として、ガバメントクラウドファンディングに取り組んではどうか。
A.執行部と協議したい。
ぜひ公設塾の実現を
公設塾については、私は以前に一般質問でも提言したことがあります。
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この一般質問をしたのがもう2年半前。
それが、ようやく動き出しました。
財源のことなど課題はまだあるものの、このまま公設塾の通年の設置まで、突き進んでほしいと思います。
では、今回はこれで失礼します。