こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
本日、6月14日は一般質問が行われます。
もちろん、私は今回も登壇します。
今回は、性的少数者への対応、というテーマで一般質問をします。
論点をまとめたいと思います。
論点1 性の多様性の啓発
近年、LGBTなど性的少数者について、テレビや新聞などで目にする機会が増えており、性的少数者に対する理解や認識が高まりつつあります。
性的少数者の方がどの程度の割合でいるのかについての調査結果はさまざまありますが、信頼性の高いものとして大阪市の調査があり、それによると、LGBTの人口は全体の3.6%だったそうです。
高千穂町の現在の人口は約11500人ですので、高千穂町にもLGBTの方が400人ほどいると予想できます。
しかし、まだまだ誤解が多いことも事実で、当事者の方からすれば、生活するうえで、様々な困難に直面していることも事実です。
まず必要なことは、LGBTなどを含めた多様な性について、町職員や教職員への研修、児童生徒への教育、さらには広報誌などを活用した皆様への啓発が必要だと思います。
町、学校が中心となり、こうした啓発に取り組んでほしいと思います。
論点2 同性パートナーシップ制度の導入
どの性別の人を好きになるのかという「性的指向」は、近年の研究において、人生の初期か出生前に決定されており、自分の意志で選択するものではないということがわかってきたそうです。
しかし、現在の日本の法律において、同性婚はできません。
自分の意志で選択したわけでもなく、たまたま、性的指向が同性であるがために、婚姻できないという現状は、当事者の方にとって、とても生きづらい状態だといえます。
こうした生きづらさを緩和するために、同性パートナーシップ制度に取り組む自治体が増えています。
同性パートナーシップ制度とは、一定の要件を備えた同性のカップルに対し、パートナーシップ関係を自治体が証明、確認する制度です。
宮崎県においても、宮崎市、延岡市、日南市、西都市、えびの市、新富町、木城町、門川町、そして、今月から日向市が導入しており、人口カバー率は66.8%となっています。
本町においても、同性パートナーシップ制度を導入してはどうかと思います。
論点3 ジェンダーレス制服の検討
性的少数者の中で、からだの性とこころの性が一致しないトランスジェンダーの場合、中学生の時に直面するのが制服の問題です。
一般的に、からだの性が男性であれば、学ランにズボン、からだの性が女性であればスカートと、性別により異なる制服になっているからです。
現在の町内の中学校は、女性でも、ズボンを選択することができるようになっていますが、男女で制服に違いがあることには変わりません。
そこで、現在、全国的に導入が広がりつつあるのが、男女差があまりない、ジェンダーレスの制服の導入です。
高千穂町においても、ジェンダーレス制服の導入を検討してはどうかと思います。
傍聴におこしください
以上のような論点で、議論をしていきたいと思っています。
もしもご都合がつきましたら、ぜひ傍聴にお越しください。
<関連リンク>
令和4年第2回高千穂町議会定例会 一般質問通告内容集約書
では、今回はこれで失礼します。