板倉てつお 公式ブログ

商品券5000円分 令和5年度も配付

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こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。

6月16日に議会は閉会しました。

6月議会では、国のコロナ対策の臨時交付金を活用した高千穂町としての事業の予算が可決しました。

今回の記事では、国の臨時交付金を活用して、高千穂町としてどのような事業に取り組むのかをまとめたいと思います。

コロナ対策の臨時交付金 1億716万円

新型コロナ感染症が全国で広がり、様々な影響が出たわけですが、それを受けて国は、地域の実情に合わせた感染症対策や地域経済・住民生活の支援のため、全国の自治体に対し、臨時交付金の交付を続けています。

高千穂町に交付された臨時交付金は、令和2年度に4億5837万円、令和3年度に1億7746万円、令和4年度は2億6998万円の交付を受けています。

この交付金の目的は、上記のとおり「地域の実情に合わせた感染症対策や地域経済・住民生活の支援」なのですが、場所によってはその使われ方に疑問がもたれるケースがありました。

また、令和4年2月にはじまったロシアのウクライナ侵攻を受けて、世界的な燃油高騰が起こりました。

そうしたこともあり、現在は、交付金の使途が限定されるものも増えてきています。

令和5年度の高千穂町への交付額は、6月議会の段階で、1億716万円の交付がありました。

ただし、これを財源に、国の施策である、住民税非課税世帯等に対する価格高騰重点支援給付金、1世帯あたり3万円の給付をしてくださいという条件付きでの交付となっています。

主要な臨時交付金活用事業

(1)住民税非課税世帯等に対する価格高騰重点支援給付金
予算:5297万円
内容:住民税非課税世帯に1世帯あたり3万円を給付。

(2)商品券配付配布事業
予算:6107万円
内容:町民1人あたり5000円の商品券を配付。9月頃に実施予定。

(3)商品券販売事業
予算:3205万円
内容:額面13,000円の商品券を10,000円で販売。7月頃に実施予定。

(4)農畜産物送料補助事業
予算:863万円
内容:町民が鬼八の蔵、またはミートセンターから牛肉・野菜・特産品を発送する際、送料を補助する。

(5)飼料価格高騰対策
予算:840万円
内容:繁殖雌牛・肥育素牛1頭あたり1万円を助成

(6)福祉・医療等関連施設価格高騰対策支援
予算:818万円
内容:町内46の福祉・医療等関連施設に対し、燃料、電気代の高騰分を支援

(7)町立病院への価格高騰対策支援
予算:237万円
内容:町立病院に対し、燃料、電気代の高騰分を支援

(8)農業水利施設電気料金高騰対策
予算:175万円
内容:土地改良区や用水組合の所有する9つの揚水機の電気料高騰に対する支援

所感

昨年度には、コロナの臨時交付金を活用して、議会のテレビ配信するシステムを整備したりと、投資的な使途もあったわけですが、今回はご覧の通りで、生活の支援、物価高騰の支援が主となっています。

また、上記の事業を実施するにあたり、交付金だけでは足りませんので、上記の事業には県の補助金や一般財源も投入しています。

なお、町民1人あたり5000円の商品券を配付する事業について、過去においては、未使用のまま使用期限が切れてしまった商品券もあったそうです。

ぜひ、有効に活用していただければと思います。

では、今回はこれで失礼します。

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