こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
今年度の目玉事業のひとつが、公営住宅である南平団地の建て替えです。
具体的にどのようなものができるのかというと、完成イメージはこちらです。
現在の南平団地がこちら。
見比べると、ずいぶん変わりますね。
南平団地のもっとも古い建物は、1975(昭和50)年に完成したものです。
すでに、40年以上が経過し、建て替えが必要な時期に来ています。
高千穂町における住宅施策は、2004(平成16)年に策定された「高千穂町住宅マスタープラン」に基づき、実施されています。
当時の計画では、2009(平成21)年には、南平団地の建て替えが始められる計画でした。
(高千穂町住宅マスタープランより(H16.3))
ですが、予算のめどがつかず、今日まで延期されてきたという、待ちに待った事業だといえます。
現在の南平団地は、平屋の造りで、10棟34戸。
建て替え完了後は、鉄筋コンクリート造りの2階建てで、新棟が3棟28戸・旧棟が2棟6戸となります。
旧棟が2棟とはどうゆうことかというと、完成イメージではわかりませんが、現在の建物も2棟だけ残す計画なのです。
これは、古くなっているとはいえ、愛着のある建物で住み続けたいという人がいるためです。
このあたり柔軟に要望を聞きながら仕事を進めるのは、いいですね。
部屋のタイプは、2LDKと3LDKの2種類つくる計画です。
さらに、高齢化が進んでいる町の実情にあわせ、現在のものよりも、バリアフリーについても配慮されるつくりになるそうです。
今年度は新棟3棟のうちの1棟を、翌年はもう1棟を、3~4年目で最後の1棟を建設する予定で、トータルで4ヶ年計画の事業です。
事業規模としては、ざっくりとですが、今年度は2億円。
次年度も2億円。
3~4年目で2億5000万。
トータルで6億5000万の事業となっています。
このうち45%は、国からの補助があるので、町としては残りの55%の負担ですむとのこと。
最後に、今住んでいる人たちはどうなるの?という点ですが、すでに移転場所も確保しており、転居費用も町が負担するので、安心していただければと思います。
このような公営住宅が増えたらもっといいのにという安易な考えをもってしまうのですが、まちなかには民間資本のアパートが増えており、公営住宅のニーズが必ずしも高いとは言えません。
そのため、今後もこうした建て替えは計画されており、岩戸団地の建て替えも予定されていますが、公営住宅を増やす計画はないとのこと。
さらに、近年は空き家が増えている実情もあり、こっちのほうが問題ですね。
空き家に関する条例も前回の議会で議決しています。
これについては、また後日、投稿したいと思います。
今日はこれで失礼します。