板倉てつお 公式ブログ

実質単年度収支 4年連続赤字を問う

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こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。

今回の議会もいよいよ大詰め。
12月4日は一般質問です。

今回の私の質問のテーマは、町の財政です。

 

まちの財政状況について物申そう

皆さんは、自分が住んでいるまちの財政状況はご存知でしょうか?
おそらく、知らない人がほとんどだと思います。
私も議員になる前は、まったく知りませんでした。

ですが、皆さんは、自分が勤めている会社の経営状況については、ご存知だったり、興味があったりするのではないでしょうか?

また、どこかの株式会社の株をもっていれば、当然、その会社の経営状況が気になると思います。

最近思うことですが、株主と株式会社の関係と、住民と自治体の関係は、本質的には同じだなと思っています。

株主が会社の経営に物申すように、住民が自治体の財政状況について物申すことは、もっとあってもいいですね。

 

たった1枚で財政状況がわかる決算カード

自治体の財政状況を知るための最もよい資料は、決算カードです。

決算カードとは普通会計歳入・歳出決算額、各種財政指標等の状況について、1枚のカードに取りまとめたものです。

全ての自治体の決算カードは総務省のホームページなどで公表されており、自分のまちの財政状況を見ることができるようになっています。

決算カードはコチラ(総務省のホームページ)

 

●いろんな収支

決算カードにはいろいろな項目が記載されていますが、やはり、もっとも気になるのが収支です。
赤字なのか、黒字なのか。

収支の状況は、決算カードの右上に記載があります。


(平成28年度の高千穂町の決算カードを一部加工)

 

下の図は、収支状況のアップですが、一口に収支といっても、いろいろあることがわかります。


(平成28年度の高千穂町の決算カードを一部加工)

 

一般的に4種類の収支があり、まとめると以下のようになります。

●形式収支(歳入歳出差引)=歳入総額-歳出総額

●実質収支=形式収支-翌年度に繰越すべき財源

●単年度収支=当該年度の実質収支-前年度の実質収支

●実質単年度収支=単年度収支+積立金+繰上償還金-積立金取崩し額

 

実質単年度収支が4年連続で赤字

高千穂町の収支について注目してみると、4年連続で実質単年度収支が赤字であることがわかりました。
(※平成29年度の決済カードは、まだインターネット上で公表されていませんが、議会の資料で確認済)

実質単年度収支が赤字なのに、形式収支や実質収支が黒字なのは、積立金を取り崩しているからです。

つまり、ここ4年間に限って言うと、歳入の不足を過去の貯金で補っている状態なのです。

このままでは、今は良くとも、将来が不安ですね。

 

一般質問におこし下さい

12月4日の一般質問では、この点について、町長に問いただしていきたいと思っています。

一般質問の詳細の内容は、以下をご覧ください。
平成30年第4回高千穂町議会定例会一般質問通告内容集約書

ご都合のつく方は、ぜひ傍聴におこし下さい。

高千穂町議会 傍聴の手引き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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