こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。
平成31年第一回定例会は、3月20日に閉会しました。
平成30年度の補正予算や、平成31年度の当初予算など、31件の議案が提出され、すべて原案どおり可決しました。
前町長の骨格予算に新町長が肉付け
今回は、新町長となって初めての定例会でした。
平成31年度一般会計予算案は、事実上、前町長が策定した骨格予算に、新町長が若干肉付けをした予算となっているとのことでした。
概要を以下に記します。
歳出合計 85億
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議 会 費 9,778万(1.2%)
総 務 費 11億6,922万(13.8%)
民 生 費 22億7,020万(26.7%)
衛 生 費 6億4,529万(7.6%)
農林水産費 12億8,279万(15.1%)
商 工 費 3億3,549万(3.9%)
土 木 費 10億7,412万(12.6%)
消 防 費 3億1,764万(3.7%)
教 育 費 5億944万(6.0%)
災害復旧費 2400万(0.3%)
公 債 費 7億7,087万(9.1%)
予 備 費 311万
子育て支援金を第一子から
高千穂町では以前より、町独自の子育て支援策として、子育て支援金を給付していました。
しかし、第2子から支給されるというもので、第1子に対しては、支給していませんでした。
今回、新町長の意向により加わった予算として、第1子から子育て支援金を給付するための予算がありました。
細かく言うと、第4子以降をさらに手厚く支援するなどの変更があるのですが、あわせて400万ほどの予算増とのことでした。
選挙の際の公約にも子育て支援に力を入れると発言されていましたので、有言実行ですね。
農林・土木が増、民生が減
昨年比で大幅な予算増となったのは、農林水産業費、土木費、商工費です。
農林水産業費では、31年度で農協がトマト選果機を改修するのですが、それについての補助金が、5,714万となっています。
ただし、この補助事業は国からの補助もあるため、実際の高千穂町としての負担は760万ほどです。
また、新規事業で小水力発電の実施にむけた設計委託費として、2,118万が組まれており、こちらも県支出金があるため、実質の高千穂町の支出は945万円です。
土木費では、昨年度から始まっている南平団地の建て替えが今年度もあることと、三田井・岩戸地区のまちづくり事業の施工が進むため、予算増となっています。
一方、大幅な予算減となったのは民生費で、これは、昨年度の天岩戸保育園の建て替え事業が終わったためです。
今後の補正予算に注目
先述した通り、今回の一般会計予算は、実質、前町長が策定しており、前年度の事業を引き継ぐものがほとんどという印象でした。
新町長としての次の一手は、6月以降の補正予算で予算を組む可能性があります。
今後の補正予算にも注目したいと思います。
では、今回はこれで失礼します。