こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。

今日は、今週末から開催される議会報告会についてまとめたいと思います。

町内4ヶ所で開催

例年同様ですが、議会報告会を町内4ヶ所で開催します。

日程は下記のとおりです。

7月12日（金）19:30～　@岩戸出張所
7月22日（月）19:00～　@上野出張所
7月26日（金）19:00～　@役場４F
7月30日（火）19:30～　@田原出張所

今年はグループディスカッションをします

今年の報告会は、これまでと趣向を変えたいくつかの取り組みをする予定です。

それぞれの地区ごとで方法に違いはあると思いますが、7月26日の報告会では、小グループに分かれてのグループディスカッションを計画しています。

というのも、従来の議員と参加者が向かい合って座る方法では、発言機会がすべての人に回ることなく時間が終わってしまい、せっかく参加していただいたとしても、発言していただくことなく終わってしまうというケースが少なからずありました。

できる限り多くの人に発言していただきたいと思い、今回、新たな取り組みとして、小グループに分かれてのグループディスカッションをしようとなりました。

テーマは公衆浴場、学校、病院

何についてのグループディスカッションをするかについてですが、あらかじめこちらで３つのテーマを決めさせていただく予定です。

３つとは、次のとおりです。

（１）公衆浴場
（２）学校（中学校、高校も含めて）
（３）町立病院

公衆浴場の論点

ご存知の通り、高千穂温泉と天岩戸温泉は、温泉法で定められた基準を下回り、今年4月から温泉ではない公衆浴場として営業しています。

＜関連リンク＞
議会で報告があった源泉が基準値を満たさない件

今後の運営について、副町長を委員長とし、観光協会、旅館業組合、商工会などの関係団体や、議会からも2名「高千穂町公衆浴場等運営検討委員会」が組織され、話し合われています。

選択肢としては下記の４とおりが考えられます。
（１）全施設を維持する
（２）一部を維持、一部を廃止する
（３）全施設を廃止する
（４）その他（新施設の建設など）

当然、それぞれにメリット、デメリットがあるので、どれが正解というのもありません。

学校の論点

学校については、中学校と高校とが議論の対象になると思います。

まず、中学校についてです。
現在、高千穂町内には、高千穂町中学校、田原中学校、上野中学校の３つの中学校があります。

しかし、生徒数にはばらつきがあり、平成30年4月時点で、高千穂は259名、田原は23名、上野が27名となっています。

ご存知の通り、町内の子供の人口は減少しています。

過去には、平成20年に向山中学校が、平成27年に岩戸中学校が高千穂中学校に統合されました。

これらを踏まえると、選択肢は次のようになると思います。

（１）現状維持（3校を維持）
（２）高千穂は現状維持、田原と上野を統合（3→2校）
（３）高千穂、田原、上野を統合（3→1校）

もうひとつが、高校についてです。
町内の子供の人口が減少しているということは、当然、高校生の生徒数も減少傾向にあります。

また、平成20年度から宮崎は全県１学区となり、高千穂町からでも宮崎市内の公立高校へ進学することが可能になり、地元の高千穂高校への進学が減少傾向にあります。

こうした生徒数の減少に対し、高千穂町よりも先に危機感をもった自治体が宮崎県内にもあり、西都市は妻高校に、串間市は福島高校に、えびの市は飯野高校に、経済的支援も含めた支援をしています。

この議論については選択肢は難しく、するかしないかくらいかなと思います。

そして、支援をする場合、どういった内容の支援をするかについては、無限の選択肢があると思います。

町立病院の論点

町立病院については、以前は外科医が3名いましたが、平成29年に2名、平成30年から1名となっているなど、医師不足の状態が続いています。

町としては、医師修学資金の対象を拡大し、将来の町病院を担う医師の育成に取り組んでいます。

＜関連リンク＞
医師確保のため就学資金の対象を拡大

また、経営的にも平成24年から赤字が続いており、経営改善が求められています。

現在の町長は選挙時の公約の1つとして、西臼杵３町の連携に言及していました。

今年の2月には、西臼杵3町で、「西臼杵地域公立病院部会」が組織され、下部組織として、「検討グループ会議」が設置され、経営統合を含めた連携について話し合いが進められています。

このテーマについても、意見が分かれることはあまりないのかなと思います。

医師不足や赤字経営の改善策についての提言を、数多く頂ければいいのかなと思います。

ぜひ来てくださいね

というわけで、今年の議会報告会は、皆様の考えを町に伝えるとても良い機会になると思います。

ぜひ、多くの人に参加いただき、多くの意見、多様な意見を頂ければと思っております。

それでは、今日はこれで失礼いたします。