板倉てつお 公式ブログ

防災行政無線デジタル化 整備工事契約が可決

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こんにちは。
高千穂町議会議員の板倉哲男です。

令和2年度の目玉事業のひとつに、防災行政無線のデジタル化があります。
前回の6月議会で、整備工事契約が可決しました。


議会だよりたかちほNo107より(一部加工)

 

防災行政無線のデジタル化については、私はスマホの活用を提言していたのですが、今回は見送られました。
このあたりの詳細をまとめたいと思います。

 

2年前にスマホ受信システムを提言

2年前の平成30年の9月議会で、私は防災行政無線のデジタル化について一般質問をしました。
私の質問の趣旨は、デジタル化へ更新する際、スマートフォンで受信するシステムを導入してはどうか、というものでした。

理由として、現在は全世帯に無線の戸別受信機を無償貸与しているのですが、スマートフォンを持っている人にはスマートフォンで受信してもらうことで、町が無償貸与する戸別受信機を減らすことができ、事業費の削減につながると考えたからです。

しかし、その際の答弁としては、あまり前向きな答弁ではありませんでした。
その時の議会だよりがこちら。

 


議会だよりたかちほNo100より

 

<関連記事>
無線をスマホで受信するシステム導入を

 

令和2年度当初予算の審査時にも提言

今年の3月議会で、令和2年度の当初予算の中に、防災行政無線のデジタル化の予算として、5億7261万円が計上されていました。

ちなみに、防災・減災のための事業ということで、町の実質的な負担は3割で、残りの7割は国から交付される地方交付税で後々に返ってくることになっています。

私は再度スマートフォンで受信できるシステムの導入について提言しました。
しかし、やはり前回の一般質問の時と同様、これまで同様に全世帯に戸別受信機を貸与する計画という答弁でした。

理由として、スマートフォンはバッテリーの持ちが良くないため、災害などで長期間停電したような場合、受信できなくなることが考えられる一方、無線の戸別受信機は乾電池で作動するため、停電時でも情報伝達が可能になるから、というものでした。

そして、スマホの活用については、確定ではないが、LINEと防災行政無線の連動を検討している、とのことでした。

 

 

LINEも見送られる

そして6月の議会で、防災行政無線のデジタル化の整備について、業者との仮契約の報告がありました(正式契約は議会の議決後になります)。

契約したということは、仕様が確定したということなので、どういった仕様なのかを質疑しました。

答弁の内容は、スマホ受信システムについては、当初の予定通り見送られ、かつ、LINEの活用もランニングコストが予想よりも高額だったという理由で、今回は見送ったとのことでした。

ただし、LINEの活用については、今後も検討を継続するとのこと(まぁ、たいがい「検討する」と言う答弁をもらうんですけどw)。

ちなみに契約金額は、4億8,818万円で、当初予算の想定よりも8,443万円安くなっています。
競合入札により安くなっているのだと思います。

 

今後もスマホ活用を訴え続ける

以上のとおり、私が一貫して訴えてきたスマホの活用が、現時点では反映されませんでした。

しかし、スマホを活用すれば、外出時でも防災行政無線の情報を得られたり、聞き逃した情報をいつでも確認できるというメリットがあります。

スマホの活用は非常に有効だと考えていますので、今後もスマホの活用について提言し続けていこうと思います。

では、今回はこれで失礼します。

 

 

 

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